フーテンひぐらし -2ページ目

フーテンひぐらし

永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。

原稿のつづき。今回はなかなかに手離れが悪く、何度も何度も書き直してるので、締切を1日延ばしてもらってる。

ようやく入稿して、風呂に入る。湯船につかって小沼理さんの日記本「1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい 」を読む。毎日お風呂の時にフタの上にのせてちびちび大事に読み進めているけど、そろそろ終わりそうで少しさみしい。

 



小沼さんはきっと私と真逆のタイプだ。生真面目で丁寧。そしてとてつもなく優しい。社会で起こる理不尽なあれこれについてもきちんと受け止め、Aの側面とBの側面を両方考え、内省している。私のように瞬発力と勢いで怒ったり喜んだり、思うそばから喋ったりはしない。
正反対のタイプのひとの綴る真摯な言葉と生活の記録を読むのは、とてもいい。そして「ちゃんと日々の暮らしをしているなあ」と思う。遅くに起きて一平ちゃん大盛り焼きそばとか食らっている自分を振り返って猛省した。

熱いお湯につかっていたら、いつもの大量の汗のみならず、涙も目やにも鼻水もやたらとだらだら出て止まらなかった。悲しいとかじゃない、生理現象だ。直前まで長いことPCの前に座りっぱなしで冷房にあたっていた反動だろう。せき止められた体内の流れが動き出して、排出がいっぺんに起こったんだと思う。
シャワーで済ませていたら(1年のうち360日は湯船につかる女なのでそんなことはめったにないが)、これらが流れていくことはなかったんだ。ぜんぶ体内にとどまり続けていたんだろう。

家でも身体でも、1日のうちに必ず流れを起こして何かを迎え入れて、出口から出すべきものをだあーっと出さないといけないんだ、と確信する。家なら窓をあけて空気を通す。身体なら温めたり動かしたりして巡らせ、排出する。そうしないと、よくないものが溜まるんだ。たぶん人間関係もおなじ。

 

 

 

というわけで、先ほどの更年日記の続篇というか備忘録として、2019年〜20213年6月までの身体の変化や数値の変化をここに貼り付けときます。

更年期って人によって差が激しいので、他人の経験があんま参考にならねーなーとは思うのですが、一応こんな人もいるよという程度に見てみてください。

 

 

まずこれは生理の有無データです。

○が2つある時は前半と後半に2回来たってことです。

 

 

 

【2019年】
4月
4/1〜と、4/27〜生理がくる。
5月
生理こない。
6月
6/11に婦人科ゆく。
デュファストン錠(黄体ホルモン剤)で生理を起こすことに。
下旬に生理くる。そこからまた毎月生理来るように。


【2020年】
2月
生理こない。
4、5月
生理こない。
9月
生理こない。
10月
10/1に内科エコーで子宮に筋腫あると言われる。
10/9に婦人科へ。筋腫は問題ないが卵巣のう腫ありと言われる。
7×4cmでデカいのでひとまず薬(クラリス)2週間分飲む。
腹のふくれと胸のハリすごい。滝汗。その後生理くる。
11月
生理こない。
12月
生理こない。
婦人科で10月の卵巣のう腫なくなってると言われる。
「クラリスが効いたか卵子に水溜まってたか」と。

【2021年】
1月
生理こない。
腹いたいし「くるぞ」と思ってるけどこない。
2月
生理重たい。滝汗。
3月
生理重たい。滝汗。
乳エコー&マンモ検査
4、5月
生理こない。
このあたり、生理こなくても胸ハリやむくみあり
6月
中旬に生理はきたが、下旬に不正出血あり。
7月
コロナ罹患。
生理こない。以降ずっとこない。
9月
朝起きた時に手のしびれ、手指と足の関節の痛みが出る。
乳エコー検査
10月
指輪が関節で止まって入らない。
整形外科で検査。リウマチじゃなかった。
手指のこわばりはひどい。
11、12月
突然胸が苦しくなる日あり。
結局6月を最後に生理こなくなる。


【2022年】
1月
まったく代謝してない感じ。腹と内ももひどくブヨってる。
胃も停止してる感。運動してもむくみとれず。尻のセルライトが異常。
性器が乾いてビリッとしてる。右目の奥が痛む。
2月
目のぼやけも感じる。
心臓内科、眼科、脳ドックで色々チェック。
特に異常はなし。
3月
乳エコー&マンモ検査
4月
4/20に婦人科。ホルモン&血液検査。
ホルモン剤(ジュリナ錠1日1錠からスタート)
4/28に婦人科。ビタミンD3剤(エディロール錠)スタート
5月
5/15〜ジュリナ錠を1日2錠に。
7月
膨れまくっていた身体が少しだけ元に近づく。
8月
胸がはり下腹がちくちくし、生理がくる。
2021年6月ぶり!すごく量が多く、7日間続く。
9月
これ以降ずっと生理なし。
乳エコー検査
10月
ずっと関節で止まってしまってた指輪がすんなり入るように!
11 月
婦人科定期検査
12月
調子がいいのでジュリナ錠を1錠→2錠の交互摂取にしてみる。


【2023年】
1月
ジュリナ錠、日に1錠→2錠の交互摂取
2月
また身体がむくんでいて寝汗も多いので
2/18〜ジュリナを日に2錠に戻す
5月
5/23婦人科へ。
これまで2回の検査で見当たらなかった
子宮体部の入り口をやっと探し当て
(右に大きくずれていたらしい)体部の細胞診できた。
30日に下腹がしくしくする。
6月
胸がはる。寝汗多い。
6/7〜生理くる。2022年8月ぶり!すごく量が多い。


【数値変化】
FSH(卵巣刺激ホルモン)
※閉経後26.72〜133.41
2017年3月   2.3
2018年10月    9.9
2020年10月    7.3
2022年 4月     52.47
ホルモン剤開始
2022年12月 20.99
2023年 5月    13.66

E2(エストラジオール、エストロゲンの一種)
※閉経後10〜28
※ホルモン治療者は20-100がよき

2017年3月   117.9
2018年10月   64.2
2020年10月 510.2
2022年 4月       24未満
ホルモン剤開始
2022年12月 62
2023年 5月     94

TRACP-5b定量(骨代謝マーカー)
※高いと骨密度低下速度早し
※閉経前女性120〜420  

※閉経後女性250〜760
2022年4月 625
ビタミンD3剤開始
2023年5月 145

 

もう閉経だー!と思ってたのに、約1年ぶりにまた生理が来た。
(いきなり赤裸々な話ですみません)

5月末に「何だか下腹がシクシクするな…?」となり、6月に入ったら胸が張りはじめ、そして3日前から生理になった。
すごい。量が多くて止まらない。3日めになっても勢いが衰えない。やる気に満ち溢れてる。真夏のフェス状態である。ああ〜真夏のジャンボリー🏄‍♀️🌴🌺💃

立ったり動いたりするとドッと来るしそれが頻繁なので、ジムにもダンスにも行けなくて困っている。
これまでのようにタンポンやシンクロフィットという文明の利器を使えばしのげるとは思うけど、めいっぱい動くと決壊するかもしれず、それを気にしながら運動したくないので行くのをやめた。それにしても生理用品を処分していなくてよかった。

ヤク(バファリン)が切れた途端にズンズンと痛み出す腹を抱えて唸りながら世の中を呪うとか、お風呂の出入りに失敗して洗面所の床が事件現場になり「いま警察が捜査に来たらルミノール反応出ちゃうな」と思ったりとか、予定がぜんぶ狂うとか、そういうの久しぶりで懐かしくすらある。でも懐かしがれるのは私にとって年イチイベントになったからであり、改めて「こんなんと毎月格闘してる女たちってマジ大変だよな…みんな本当に本当にいたわってあげろよな」と思う。

それにしても生理ってしんどいけど、身体の清掃浄化サイクルをめちゃくちゃ動かす一大システムだよなーーと改めて思った。開始すると身体からはいろんなものがドドーーッと出てゆく感覚がある。溜め込んだむくみとかも汗となって出る。ぼってりしてた腰まわりが少しずつシュッとしてくる。生理がなかった時期はこれがそのまま放置され固定していた感じなので「あーすっきりした」というきもち。

更年日記ひさしぶりの更新だ。
去年5月からホルモン剤(ジュリナ錠)と骨粗鬆症防止のためのビタミンD3剤(エディロール)を処方され、毎日飲む生活になってはや1年。飲み始めて数ヶ月でムックムクのむくみ、手足のこわばり、関節の膨張(?)、鬱々とした気持ちなど、更年期っぽい症状はすべてどこかに行った。やせにくいとかそういうのは相変わらずだけど、本当に快適になったと思う。医学ってすげー。ありがとうS先生。

同時に、ホルモン剤を飲むリスクである子宮がん検診は半年に一度きっちり行かねばならなくなった。半年に一度の子宮頸部組織診(これは昔の異形成円錐切除後の定期検診)と子宮体部の細胞診。血液検査。薬の処方。お金がかかるようになったけど仕方ない。

実は子宮体部の細胞診は前2回失敗している。2回とも色々やったけど「入り口が見当たらない、ふさがっている」と言われた。入り口とは子宮口だろうか?頸部の組織診は毎回できてるから、体部の入り口が見つからんってことなのかな。だから体部は代わりにエコーで検査した。
ふさがっているのはあまりよくないから次は生理を起こすか…と言われていたのだけど、今回5月の検診でS先生が奮闘した結果「あった!見つけた!入り口が大きくずれてたんだ右に!」となったのでびっくり。へえええ。というわけで無事細胞診ができたのである。自信家のS先生は「いやーすごい。これは僕だから見つけられたんだ」と何度も私と看護師さんに自慢してた。えらいえらい。
もしかしてその入り口探索の結果、生理が呼び起こされたのかなあ…知らんけど。

エコーで見ると、ホルモン剤を飲んでるから子宮内部が若々しくなったらしい(まあ使いどころはないのだけど)。そしてホルモン検査の数値もよくなった。もちろん更年期前の数値には戻らない。戻るとよくない(がんリスクが高まるから)。月経がある女性と閉経女性の間くらいの低め数値でいることが大事らしい。骨の数値の方もよくなった。

いまはジュリナを毎日2錠飲んでいるけど、これを少しずつ減らしていく方向で身体を慣らしていきたい。エディロールは死ぬまで飲め、と言われている(笑)

というわけで次の更年日記は、備忘録として2019年〜今日までの状態を書き残しておきますね。
 

前回の第0話「これまでのあらすじ」は、ただひたすら「ダンスと私のこれまで」をひとりよがりに書きつけた。憧れて、好きになって、でも真剣勝負の道からはスタコラ逃げたこれまでのこと。

なぜこんな話を突然始めたかというと、50を過ぎてふたたびダンスを習い始めた自分のへなちょこな記録を残しておこうと思ったからだ。

人生後半戦に突入し更年期まっただなかの今は、いろんな虚飾とか格好つけが剥がれてきて(というか通用しなくなって)、「で、結局わたしは人生通して何がやりたいんだろう?」という問いに今さらがっつり向かい合うはめになってる。

そんな中で出てきたテーマが「書く、描く、踊る」だ。
ことばを書く。絵を描く。ダンスを踊る。それをやって暮らしたい、と思った。年寄りになっても、できる限りずっと。

もはや職業としてのダンサーを目指すつもりもない。できたらずっと、ただの「踊るひと」を続けられたらいいなーとか思ってる。

まずは「最低限、踊れる身体を取り戻す」というとこから始めるのだー!

 

踊れる場所、ダンスのプログラムがある場所は今やたくさんあるけど、この際やっぱりフィットネススタジオや総合ジムではなく、昔かよっていたダンス専門のスタジオに行ってイチから習いたい。

というわけで一発目に通うダンススタジオを考えた時、「初めて行ったスタジオから始めてみるのはどうだろう」って思った。再スタートの場として、なんか面白いかなって。

「はじめて足を踏み入れたダンススタジオ」は、当時代々木にあったBというスタジオ。大学のサークル時代、先輩がここの関係者と知り合いで、衣装をお借りしたり振付をつけてもらったり、公演のお手伝いをしりした。足しげく通う生徒ではなかったけど、TRFになる前の先生たちのクラスを受けたりもした。私が当時いちばん好きだったのは樺島先生のレッスン。ダンサーとしても先生としても素晴らしかったな。

私は当時、Bのスタジオがとても怖かった。地下にあるスタジオへと降りる狭い階段には煙草休憩をしてるダンサーたちが点々と座っており、そこを通り抜けていかねばならない。まだおぼこかった埼玉住み10代の私にとって、煙草をふかして座ってるレッスン着のお姉さんたちはみんなTOKYOを生きる派手な玄人に見えた。「んだよ邪魔だな」って睨まれてるように思えて毎回びくびくしながら階段を降りた記憶がある。

 

こわかったんよ…ここを降りるのが


よし一発目はBに行くぞと決めて体験レッスンを申し込むことにした。スタジオのスタッフさんと電話して分かったのだが、Bは永久会員制だった。つまりもう何十年も前に入会した私は、いまだ会員なのであった…!「お名前とご住所のデータ、残ってますよ」と言われて告げられたのは、広告会社を辞めた後に住んだ中野区野方の住所。遠い思い出がいきなり立ち上がってきて懐か死んだ。大学時代だけじゃなくその頃にもBに通ったんだなあ…ダンサー目指して会社辞めたんだもんなあ。(ちなみにそのマンションはまだ現存しているのであった)

場所と日程を決めたら次は靴だ。
当時はジャズシューズ、ジャズスニーカー、ダンス用ヒール、バレエシューズなど持っていたけど今は何ひとつ手元にない。第一どこで買えばいいかもわからない。チャコットくらいしか思いつかない。スタジオのスタッフさんと友人(大学時代の後輩。現役ダンサーで振付師でダンスの先生)に聞いた結果、新宿にダンス用品のお店があり、そこならチャコットより安いと知る。さらに「そもそも今はどのシューズが主流なのか」もわからないので友人を質問攻めにする。
「今はシューズはかないで踊る人かなり多いですよ。はくなら普通のローカットのジャズシューズかな。ハイカットのジャズブーツやジャズスニーカーはほとんど見ないなー」

そうなんだ!当時はブーツかスニーカーが主流だったけど時代は移り変わるんだね。

翌日さっそく教えられた新宿の「ミルバ」にゆく。店内はどちらかというとバレエ用品が主で、トウシューズ試着の若く品の良い女の子たちがずらりと並んでいた。その中でジャズシューズをいくつか試着させてもらうアラフィフ。店員さんがマンツーマンでついてアドバイスもくれるのでありがたい。

 

BLOCHウルトラフレックスです

無事シューズも買えたし、あとはスタジオにゆくだけ。次の日私はものすごく緊張しながら大久保に移転したBに向かったのであった。

 

 

月曜日。
ビーモン新宿スタジオでBecky AD(なぜ今まで受けてこなかったんだろう…と後悔するほどよかった)を受けたあとコワーキングスペースでお仕事する。
隣の男性が、心の声をぜんぶ声に出す人であった。最初「誰かとオンラインmtgしてるのかな?」と思ったらそうではなかった。オンラインでお話してる時は大変に腰が低い様子だが、独り言は「ったく何だよ!」「あーちくしょう」とかなので、隣にいるとちょっとびっくりする。公共の施設や交通機関でも、静かめな空間でことさらデカい咳払いや独り言を発する人って何なのだろう(宇宙と交信していて絶え間なく独りで話している人のことではない。そういう人はあんまり怖くはない)。コワーキングスペースにも結構いる。おそらく無意識だろうけど、周囲の人々の顔ぶれを見て発しているようなふしもある。「俺は確かにここにいるからな」という必死の主張にも、ある種の示威行為にも見える。

 



コワーキングスペースの大きな窓の向こうには映画館があって、いまかかっている作品のポスターが並んでいる。そこに「HIDARI」のポスターを見つけた。調べてみたらあと1時間ほどで始まるので観ることにした。
左甚五郎は落語にもたびたび登場する伝説の名工。彫ったものがたちまち命を得て動き出す、という噺が多い。その左甚五郎をモチーフにした、木彫りストップモーション時代劇が「HIDARI」だ。といっても今はパイロット版(5分)しかない。左甚五郎が最強の木彫り刺客になっててものすごいかっこいい。たった5分だけど細部までゴリゴリにこだわっていてしびれてしまう。

 

 

これが映画館のスクリーンで大音響で観れるというので、行きたいなーと思っていたらちょうど目の前の映画館でやってた!ラッキー。
「HIDARI」は5分しかないので、同じ製作チーム(「ドワーフ」「TECARAT」)が作るストップモーションアニメ「こまねこ はじめのいっぽ」「劇場版 ごん - GON, THE LITTLE FOX -」との3本立てだそうだ。3本合わせても39分という上映時間なので観に行きやすかった。

「こまねこ」は導入としてとってもよかった。こまねこ自身が人形を使ってストップモーションアニメを作る、という短いおはなし。大変にかわいい。

そのあとが「劇場版ごん」。原作が「ごんぎつね」なのは知っていた。物語自体はもちろん読んだことあるし、あの有名なセリフ「ごん、お前だったのか」とかなしい結末は覚えてる。でもそこに至るまでのストーリーはすっかり失念してたので、かなりまっさらで真正面から食らってしまった。結果、嗚咽をこらえるのに苦労するほど泣いた。
こちらも木彫りの人形がなんともいえず味わい深くて、何より擬人化したごんがいたいけであまりにかわいい。だから、ごんが色々がんばる時点ですでに滂沱である。原作にはない新しい解釈も入れ込んでいて、ひとりぼっちのいたずらっ子ごんにはかなしい過去がある。里山でいろいろな思いを抱えながら暮らす兵十とごん。秋の空気や花の匂いまで漂ってきそうな作品で、本当に素晴らしかった。これは…これは円盤化してほしい。ずっと手元に置いておきたい。

こうして涙でぐじゃぐじゃになり呆然としているうちに颯爽と「HIDARI」が始まってしまったので、全然気持ちが切り替えられない。うわー目の前でめっちゃかっこいいこと始まってる…でも感情がまだごんのかなしみにとらわれたままなんですけどーーー!とアワアワしてるうちに終わってしまった。これ、順番を「こまねこ」「HIDARI」「劇場版ごん」にしませんかね…?
でも3作ともすごく好きだった。ドワーフさんTECARATさん始め、製作者のみなさんに限りないリスペクトと拍手を。ストップモーションアニメってすごいよねほんとに。

新宿と梅田で1週間限定の上映だったのか、好評で5/4まで上映延長だそうなので、お時間あるひとはぜひ観てほしいです。39分しかないので、ちょっとした空き時間にも行けるよ。ハンカチは必携です。

 



超大作ももちろん楽しいけど、とても小さくて、でも丹念に時間をかけてつくられた物語は人の心をぐわんぐわん揺さぶる。比べようもないけれど、そういうものを私も作りたいなと思う。