6月の落活。 | フーテンひぐらし

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永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。


こんにちは、ついに検索ワードにおいて
「テレクラキャノンボール」が「広野ゆうな」を凌駕しましたこんにちは。

昨日いろいろリツイートされたからなんですが、
何にせよ訪れる人が増えるのはありがたいことです。

そして今日はテレクラキャノンボールよりも
ぐっと興味のある方が減るであろう
「今月の落語」記録ですすいません…。

落語活動、略して「オチカツ」。
ぜったい流行んねえな。


★6月12日 J亭落語会 春風亭一之輔独演会@虎ノ門JTアートホール

よく考えたら虎ノ門とか初めて降りたかも!ここどこ!

JTのバカでかくてキレイなビル。
今回の一之輔さんはメジャーな噺ばかりだったけど、
その中でも通常は前座噺である「かぼちゃ屋」(唐なす屋)が
ぶっちぎりで面白かった。
うまい人がやるとこんなに面白いんだなあと。
何が斬新って、与太郎が途中で「唐茄子屋政談」の若旦那に
出くわして彼にアドバイスを与えた挙句、
「歴史を変えてやった…!」ってドヤ顔で言うところ。ミラクル。
やっぱり一之輔さんは金坊とか与太郎とかやると最高。

J亭

J亭2



★6月17日 柳家三三独演会@麻布区民センター

友達に取ってもらって前から二番目で堪能!
こんな区民センターがまさか六本木にあるとは、
誰も知るまい…。
志らべさん、面白かった。やっぱり立川流は個性的だなあ。
三三さんはほんとうに安定の面白さ。
会場の年齢層が一段と高いが、彼らもしっかり笑える。
だけど、枕で「ガンダムの名台詞だけで初天神をやったら」
と言いだしてちょっとやってみせた時だけは、
ゲハゲハ笑ったのが私はじめあと数人だけだった。
老けてみせてるが実は若い三三と、お客の年齢層とのギャップ露見。

三三



★6月23日 渋谷道玄坂寄席 兼好・萬橘二人会@マウントレーニアホール

円楽党でいちばん好きな二人の組み合わせ!
道玄坂のいちばんカオスなところで落語を聴く違和感。
普段はライブのホールなので、黒幕に天井の照明器具、
めくりがないところに突然高座がある不思議。
なぜかこの日のお客さまは笑いの敷居が高く、笑い声ちいさめ。
萬橘さんなんか爆笑派なのにもったいない。
出てくるだけで思わず笑ってしまうから、萬橘さんはずるい。
そして兼好さんの初めて聴く噺「陸奥間違い」が
めちゃくちゃ面白かった。兼好さんの魅力全開だな、と思った。
彼の演る田舎者が最高なのよね。

マウントレーニア



★6月24日 柳の家の三人会@目黒パーシモンホール

オーケストラ演奏をやるような巨大ホールが、
三階席までいっぱいになる大人気の3人。さすが。
私はたまたま真横の高い位置の「貴族席」(by三三さん)。
喬太郎さんの「抜け雀」面白い。ずるい。ていうか珍しい。
「青菜」は、あれ?こないだ聴いたよ!と思ったら
三三さんじゃなくて一之輔さんのだった。
この季節は夏らしい「青菜」がよくかかるのだね。
そして初めての花緑さん。小さんの孫だもの、
きっと三三系の落ち着いて品のある語りなんだろうなと思ったら
意外や意外、アクションと顔芸多め、かなり若い語りだった。
「井戸の茶椀」がドタバタ大爆笑喜劇になってて面白かったです。
 

柳

柳2


落語に興味のない方には誰の何の話なのかさっぱりで失礼しました。
なにせ私、これ全部「ひとり参戦」ですからねトホホ。

でもね、ほんとにね、氣志團と落語は、
行きづらいかもだけど一度行けばハマるから…ぜひ。