杓子定規でなく。 | フーテンひぐらし

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永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。


目黒区から封書が来ました。

中には、乳がん検診と子宮がん検診の無料クーポン入り。



目黒区では、40歳とか35歳とか、
現在ある一定年齢になった女性住民に
このクーポンくばっているのよね。
(片方だけとか両方とか、年齢によってクーポンは異なる)



先進国ではこれらの検診の受診率が最低の日本。
性や婦人科検診に対して欧米よりオープンでもフランクでもないからかな。


それでもセックスに関して、ライフスタイルや食生活、出産年齢などに
関してはしっかり欧米並みなんだから、リスクも同じ。
だから検診を受けないのは非常にデンジャラスなこと。



だからこの配布システムはとてもいい施策だと思う。




思うけど、
ちょっと残念だとも思う。



私は年に一度、会社の健康診断があって、
ちょうどこの金曜日にそれを受けるわけだから
このクーポンは現在、必要でないといえば必要ではない。
(期限は2月末までだから、その時再び検診受ける手もあるけど、ちょっと間隔短いんだな)



だから自然と「まだ受けていない女友達や後輩にぜひ譲りたいものだ♪」
思うのだが、それはできないシステムになっている。


チケットには本人の氏名が印刷してあって、他人に譲渡できない決まり。



でも、すでに予算として確保されているのだろうから、
使われないよりは使われたほうがいいよね。
だったら他の人に譲渡できるよにしてもいいんじゃねえのかな?



実際、会社員の女性で社の検診を受ける人も多いと思う。
ならば結構なクーポンが「なくても検診できる人」のところに行ってる可能性も大。
それらがみんな「きっかけなくて検診受けない人」のところに流れたら、いいと思わない?



このクーポン配布の目的は「なるべく多くの女性に検診を受けてほしい」なのだから、
本人でない誰かが受けても、誰もソンしないと思うんだよな!



マーは「私たちこういう施策をしましたからね、っていうとこどまりで、
こうすればもっといい、とかそういうの考えないのが行政なんだよ」
と憎まれ口を叩いていたけどね。



同封されていたがんについての小冊子も
とても分かりやすく、よくできているだけに
そのへん、臨機応変だったらよかったのになあと残念。