手洗いには機能より楽しさが欲しいんだよ | フーテンひぐらし

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永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。

 

コロナ禍になってから、家のハンドソープが全部薬用になった。なったというか、した。
初期の売り切れ続出の時は近所の店ではそれしか選択肢がなかったというのと、ずっと使っていたアメリカ製のハンドソープの在庫が尽き、通販でも手に入らなくなったからです(何で一斉に買えなくなったの?利益少なすぎるから?)。

コロナに備えて薬用や除菌の機能がついてないとヤバいかな…とも思っていたし。

でも、とにかくつまらない。
つまらなすぎるて手を洗うたび毎日微量に、確実に心がしぬ。


大体なんでこれまでわざわざアメリカ製のものにしてたかというと、見た目も、匂いもいいので、キッチンや洗面所に置いておくといちいちテンションが上がるからだ。

それがなくなって「薬用!除菌!ディスイズ実用!」というシロモノで毎日幾度となく手を洗ってると、ただの「義務」「作業」になってゆく。

手は日に何度も洗うので、その積み重ねはバカにならない。

で、ほとほと嫌になって全部やめた。

 

代わりにiHarbでフランスかどこかの自然派ハンドソープを買い、それを使うようにしたら再び手洗いに楽しさが戻ってきた。ふんわりいい匂いがするのがうれしい。コロナの後遺症でまだ嗅覚は6〜7割しか戻ってないのだけど、それでもうれしい。

 

 



手を洗う時間までも長くなった。長くてもあまり苦にならないからだ。いいことずくめではないか。

サイエンスライターの鈴木祐さんも著書「最高の体調」の中で「薬用ソープに効果があるという証拠は今のところゼロ。普通の石けんを使った方がいい」という米国の見解を載せているし、私はもう質実剛健なハンドソープは使わないぞ。

こういう時期だからこそ、生活のそこかしこに小さな楽しさは必須なんだよ。

 

 

 

※いま改めて調べてみたらサウスオブフランスというブランドだった。アメリカハンドソープに比べてパッケージは地味だけど、上品でたっぷり入っててよきです。ちなみに私の紹介コード「 YUM2661 」を入力すると、新規・既存に関わらずちょっぴり割引になるはずです。もちろんこのソープ以外でも。