あしたのために(その1) 〜b-monsterトライアル〜 | フーテンひぐらし

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永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。

 

1月あたりからずっと気になっていた暗闇ボクササイズ「b-monster」
先に流行っていた暗闇サイクリングはただ「どエラいつらそう…」とスルーしてたけど、筋トレもあってリアルなサンドバッグを叩けるのはつら楽しそうだな…と思ってた。

 

気になってる最大原因は、己のいまの身体。
フリーになってから歩くことが極端に減り、現在の体重が過去最高数値を叩き出しているのだ。ひいぃぃ!ジムは週2で通い続けてるし、行けばむちゃくちゃ動いてはいるんだけど、「もっとつらいものをやらねばこの数値は落とせないのでは…?」という危機感があり。

 

そしたら前職の同僚であるNちゃんが「わたしb-monsterの会員ですよ!」と言って無料でトライアルクーポンをくれることになり、背中を押されて「ならすぐ行こっと」と予約した。

 

場所は表参道。

 


 

入り口横には美しい天使の羽根のグラフィティ。これはね、真ん中に立ってお写真撮るとインスタ映えの一枚が完成なんだよ☆私はインスタやってないし自撮りする勇気なかったけど。

 

 

入り口は鉄の扉。入るハードルたけー。

 

 

中に入るとジャングルのようなお洒落インテリア…うーんリア充感すごい。受付の方は丁寧で優しい。トライアルだとウエア上下、お水、バンテージ、タオル、シューズ…何もかも無料で貸してくれる。自分で持ってゆくのは靴下と下着の替えとレッスン中のスポーツブラくらい。

 

会員さんは9割が女性。見た目20〜30代が多いかな。40代ぽい方もいます。しかしキレイめで美意識高そうな女子多し…!スポーツ用のレギンス一枚、上はブラトップ一枚でサマになってるスレンダーな女性もいて、ビビると同時に「通い続ければこうなるのかな」という期待もわく。

 

 

私は年齢のわりには体力があると自負しており、ジムのレッスンでも誰よりもたくさん動いてる自信があったのでデブッたとはいえ「つらいけど何とかいけるだろ」と内心思ってた。

 

レッスン前にトライアルの人向けにバンテージの巻き方やボクシングにおける数種の打ち方、防御の仕方などインストラクターが教えてくれる。(私が受けたインストラクターさんはso coolなイケメンでしたよ!)

 

 

レッスンスタート。
大音響のクラブ的ミュージックにのせて、最初はボクシングには関係なく、数種のジャンプやスクワットなどを繰り返す。あれ…?なんか私、開始5分でつらいんだけど…?
ボクササイズだから上半身メインかと思ったら、最初のトレーニングは下半身をがんがん動かす。自分の下半身の重さと鈍さを痛感する。息があっという間にあがる。
サンドバッグが40個以上並び、人もそれと同じだけいる。あっという間に人と自分の熱で暑くなる。密度が高く、あたりは暗い。そして自分が何をやらされるか全く未知。
多分慣れればもう少しだけ楽になるのかもしれないが(ジムでも何でも初めて体験する時や新曲をやる時、「不慣れ」というだけで格段に疲れる)、とにかく「鬼のようにつらい…!」と思った。

 

その後ミットをつけてサンドバッグを叩く。初体験なので、これはとても面白い。だけど面白がる肉体的精神的余裕はなく「うおらーー」と必死に叩く。言われた通りの型に気をつけていると、ウエストや肩まわり、脚もかなりつかっている実感がある。打ってない時はフットワーク(というかジャンプ)させられるし、かなりの全身運動だよな。そしてその合間にも腹筋やら足上げやらが入ってくるサーキットトレーニング仕様。ひたすら…つらみ!

 

(画像は借り物です)


軽々とこなす美人を「あのひとCIA構成員か何かかな…?」と思い、インストラクターには「この人わたしのこと殺す気なのかな…?」と恐怖を覚えてくる。だけど周囲をチラ見すると、みんな適度に休んでいたり回数やペースを落としていたりしてるので安心する(笑)だよね?同じようにはいきなり無理だよね?死ぬよね?

 

最後は「かたちを気にせずサンドバッグをひたすら自分の好きなように叩きまくれー!」って言われるので、脳内にロッキーのトレーニングシーンとBGMを思い浮かべ、ひたすらサンドバッグだけを見つめてパンチを打ち込む。そして45分が終了。

 

 

死んだ。魂抜けた。真っ白な灰になった。

試合もしてないのに。

 

何これ予想以上にハードじゃん!!!「45分で1000kcal消費」って謳い文句に「んなことあるかいなw」と笑っていたのに、もう笑えない。ある…ありうる…!
更衣室にはシャワーブースもずらりと並んでいるし、シャンプートリートメント完備。ドライヤーも最新イオンドライヤー、スキンケア用品もばっちり。しかしシャワー浴びて髪を洗い、乾かした後でも汗がひかない。全身まだまだ燃焼してる感ハンパない。これが「アフターバーン」てやつか…?

 

フラフラで帰り、家で体重計に乗ったら、朝よりも1kg減ってたwwww マジかwwww
(朝は空腹時に計り、昼ごはんがっつり食べているのに)

 

そしてマーと焼き鳥屋に行ったが、いつもなら「こんだけ動いたら絶対ビールがうまい!Yeah!」となるところ、燃え尽きすぎてビールが無理でレモンサワーしか飲めない体たらく。私としては異常事態。そしてこの時初めて私は体感で悟ったのである。ハードなトレーニングとパフォーマンスをしているEXILEの公式飲料がレモンサワーである理由を…。

 

 

レッスン中は「もぅマヂむり…」て思ってたのに気づいたらマンスリーメンバーに申し込んでた。いやーつらいけどさ、これを週に何度かやれば1ヶ月で身体が相当変わるでしょう。がんばるよ。がんばって5kg落とすよ。そして腹に縦線いれるよ!泪橋を逆に渡るよおっちゃん!

 

 

しかし気づいたことひとつ。
「暗闇」という設定は「クラブのようなカッコよさ」と「周りの人の目を気にせずできる」という理由でやってると思うのだけど、私は「人目など気にならないからインストラクターのお手本をはっきり見るため明るくして欲しい」と強く思った。そして「ああ鏡が欲しい…!」とも。
ダンスをやり続けてる性(さが)なのか、自分の姿(できている、できていない両方含め)をきちんと見たい。他の上手な人のことも見たい。インストラクターにもこちらを目視して欲しい。その3つがないとなかなかモチベーション上がらない人間なのだな私は。

 

とりあえず2ヶ月は続けるつもりですので、今後どう身体が変わるか(または挫折するかw)乞うご期待。