普段はまったく異なるクラスタの人々が一斉に「面白かった」「すごかった」「観るべし」と言い始める映画。これは気になる。
昨年の「マッドマックス 怒りのデスロード」がまさにそれで、結果わたしはこの1年で12回、あの映画を映画館で観てしまうほどハマッてしまった。
それと同じうねりを感じたので「早く観たい!」と焦りつつ、やっと昨日観に行けた。
もちろんゴジラは幼少期からよく知ってたけどこれまで特に興味もなかったし、ネットでの皆の絶賛がなければ、特撮怪獣映画なんてぜっっっったいに観に行かなかっただろう。
いや、観てよかった。
ほんとにすごかった。
「日本国ならでは」をいい面も悪い面も見事に描き切った作品だったと思う。
さらに邦画にありがちなヒューマンドラマや恋愛要素、いらん主題歌などの「泣かせよう」戦略が全くなくて、ただ「プロたちが予想外の事態にどう立ち向かったか」を徹底してみせてくれたのもよかった。
あとゴジラ本人(?)の凄さね。
ゴジラって今までわりとキャラクター的に可愛いものとしてしか捉えてなかったから、びっくりした。
こええよ!!!
初登場の時の「えと……ゴジ…ラ??」て首かしげるレベルの「思ってたんと違う」感。そして最後まで、恐怖だけじゃなく生理的嫌悪までもよおすくらいの造形。
「すぐまた観たい」「観た人と色々話し込みたい」「ネットでネタバレ感想を貪るように読んでそのマニアックさにますますアガる」点がマッドマックスと完全一致でヤバいぞ私。
↑ドラを捕獲するガッズィーラ@六本木 (マー撮影)
わたしはいま(観たみんながやってると思うけど)事あるごとに石原さとみの真似して英単語混じりで喋ってる。はたからはルー大柴の真似にしか見えないと思うが。
というわけで皆さんぜひとも観に行った方がいいですよ。ネタバレしたくないので何ひとつ話せないけど、行った方がいいですよ。