背中で泣いてる唐獅子牡丹 | フーテンひぐらし
文太の「仁義なき戦い」は
文字通り仁義もクソもなく
えげつなく潰し合い暴れ回るやくざが
リアルで好きなんだけど
その前の時代の任侠映画は
文字通り侠気あふれ
弱きを助け強きをくじき
色恋に背を向け、義理と人情で
悪に向かっていく
そんなやつ今時いねーよ、な
ヒーローとしてのやくざがいて
でも高倉健が演ると嘘くさくなく信じられた
このシリーズでは
拳銃に長ドス一本で向かっていっても
死ななかった健さん
だから不死身だと思ってたよ
日本から高倉健が失われたことは
あまりに大きすぎる損失
死んで貰っちゃ困るひと
高倉健がいるから
日本の男はまだ大丈夫
なんかそんな気持ちだったのに
かなしい
今夜はこれを観返そう