そのまっただなか 暴れてやりましょう | フーテンひぐらし

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永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。


こんにちは、燃えかす広野です

先週金曜日に、恒例の社員総会がありました。
そして恒例の、有志ダンサーズが踊りました。

というわけでわたくし9月後半は、
その振付と練習にどっぷり明け暮れてたよ。


今回の有志メンバーず、期末はとにかく忙しい。
なのでこれまで1ヶ月間取っていた練習日が確保できず、
後半にスタートして一気にスパートをかけなくちゃいけない。

というわけで2回しか確保できなかった休日練習は
どちらもすごい長時間(笑)

何しろ初日練習は朝10時半から22時まで!

海外出張から、朝8時に帰国して
成田からそのまま練習に直行してきたメンバーも(笑)


一文の得にもならない、それどころか完全にプライベートが
つぶれてしまう総会有志ダンスの幕開けです。


前回はファンモンの「悲しみなんて笑い飛ばせ」で
爽やかに踊ったんだけど、今回も多数決とってみたら
ファンモンの別の曲でやりたいとなったみたい。
しかし振付の先生(不肖わたくし)はそれをひっくり返しました。

前回とほとんど同じメンバーで踊るのだから、
これまたほとんど同じトーンの曲じゃ、つまらない。
さらに一段難しいところに挑戦しなくちゃね。

…というわけで私が他の候補曲から独断で選んだのは
B'Zの「ウルトラソウル」。

こないだ終わった氣志團のツアーでの老師ダンスであり
その後なぜかジムのジャズダンスコンビネーションに使われた曲であり
こないだの世界水泳かなんかのテーマ曲であり
とどめに有志メンバーのK君が候補曲として挙げてきたという、
なぜか私個人の周囲にやたらとかかる曲だったので。


このちょっ早なリズムの曲にはもちろんそれに
ふさわしい速さの振りを、ということで、
前回よりも数倍の振り数をつけてしまった(笑)

初日練習で振り付けてみせた時のメンバーのとまどいと、
「最後に先生の見本みせてください」と言われ踊った後の
「これ…俺たちやんの…?無理じゃね?」という遠い目は忘れられない。
かつてナガザイルでChoo Choo Trainをやったときと同じ状況だ!


初日練のランチはなぜか松屋



「ここでちゃんとした店でゆったりランチとかしちゃうと、
腰とテンションがひと息ついちゃって二度とたちあがれなくなりそうだから」
「合宿ぽいていいから」という理由だそうです(笑)
めちゃイケのオカザイルの三宿松屋のくだりを思い出してテンションあがったよ。

しゃがんだり立ったりジャンプしたりキックしたりが多い振りゆえ、
翌日は私でさえ太ももをひどい筋肉痛が襲い、怪我した人みたいにしか歩けなかった。
みんなはなおさら。

その後、平日練習を4回。休日練習を1回。
合計練習時間25時間ほどで仕上げました。

1 
 




期末に発生する仕事、通常の社長業、会食、夫業や父親業、個人のあれこれ。
そういうものが山積みのはずなのに、誰ひとり愚痴も不満もこぼさなかった。


2
 

3 


足にテーピングを貼りまくり、マッサージに通い、
腰の痛みにうなりながら、
たかが私ごときに注意され怒られしごかれ。

それでもいつも元気に「はいいっっ!」と体育会系で食らいついてくる
彼らの根気と集中力と腹のすわり具合にはグッときました。


それにしても全くできなくて「ああこれ無理かもなあ…」と
白目になりそうになってた状況が、いつのまにかサラリとこなせる
ようになる過程を見られるのは、ものを教えるという立場の嬉しい特権ですね。


振り覚えがものすごく早くて安心安定のメンバーもいれば、
最初は人より苦戦しているのに踊りに感情をのせるのがうまく、
尻あがりにいい踊り手になっていくメンバーもいる。
それぞれの個性や背格好、筋肉によって得意な表現も魅力もまた違う。
できるできない、いい悪いというのは安易に決めつけてはいけないとも思いました。

本番2日前にパッと目の前が開けたみたいに
踊りが一段上にあがっていたメンバーを目の当たりにしたときは鳥肌ものでしたよ。


ダンスの練習のみならず、異性に対する(もちろん同性にも)評価の決め方も
長い目でみることが大切なんだきっと、と思ったり。


花の咲く時期は実にまちまちで、
また咲いた形もさまざまだから。

 

本番は、夜景が見える宴会場で。


本番1 

本番2


黒シャツ黒パンツで夜のオトコのイメージに
なったメンバーは正直いって男前300%増しでした。

アンコールもあって大好評、
見事カッコよく超魂(ウルトラソウル)を表現してくれました。




力自慢のメンバーが多いので、
ラストにしてもらった胴上げの高いこと!
高校で応援団長やって以来の胴上げだったけど
滞空時間の長さと高さにブルったのは初めてだ(笑)


みんなほんとにありがとう。
普段はバラバラに働くメンバーたちが、
ひとつになって同じ曲を仕上げ、チームとして
相手を意識し調和しながら踊れるようになっていく。
そして終わったあとの彼らの「いい顔」といったら!

この瞬間がみたくて、毎度ヘロヘロになりながらまた先生をやってしまうのでした。