個をあげる | フーテンひぐらし

フーテンひぐらし

永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。



昨日は「持ってるオトコ」本田△のおかげで
日本はW杯最速出場を決めた



一夜明けて今日の記者会見で彼が嬉しそうどころか
危機感いっぱいのピリッとした顔で言ったことばが印象的だった



「これからの課題は“個”だと思う」


日本の長所はチームワークで、

それもいいけどそんなのは持って生まれた才能みたいなもんだから
個人個人がもっと(己の能力を磨いて)“自立した選手”になって
個を高められないとダメだ



そんなふうに繰り返してた



生きてるフィールドのレベルが違いすぎるからおそれ多いけど
わたしたちの日常においてもその心意気ってすげえ大切だよな、と思う



みんな仲良く協調して和を大切にして
誰かのために 誰かと共に 支え合って 
励まし励まされて 


それは素敵でたいせつなことだけど
自分の「個」を 「自立」を
後回しにしすぎてないか


そこを磨かないから 自信がないから
「誰かに優しくすること」「みんなと仲良くやること」でごまかしてないか




そんなことを今日はつらつら考えている



「個」の精度がさがると
どうしても「他」と腕を組みたがる 並びたがる
両手があいてると 不安になってくる 

誰かの反応が ひたすら気になるのだ




自分がないがしろにされている
自分が求められていない


そんなふうに思えてしまう時はきっと
周りや相手がひどいんじゃないんだ



自分が個を磨かず 自立しないまま

 

「わたしってホント大したことないんですよ」
「わたし自信がないんで補ってくださいよ」
「わたし何も持ってないんであなたの何かを分けて下さい」


そんなオーラでニヤニヤとたたずんでいるからだ きっと



仕事でも友人関係でも家庭でも恋愛でも ときどきあるじゃん


「ああ あきらかにナメられてんなあ」とか
「わたしってどうでもいい存在なんだなあ」とか
「何だか大事にされてないわー」とか



相手を怒ったり自分の不遇を泣いたりするのは筋ちがいで



わたしほんとさみしいんです実力ないんです不安なんです
だからあなたのひと声で尻尾振ります自信つきます
やれることがあるなら何でもがんばります優しくします
ご用の際はどこにいても何してても万難排して駆けつけます


だからどーぞナメてかかってください♪


って知らない間に腹をみせてるんだよね自分のほうが



本田に怒られるね そんなの
怒られるどころか またいで素通りされるね 笑



誰もそんな降参犬に玄関先でえんえん待たれたくないわけで
(犬やこどもなら可愛いけど人間の大人は可愛くない)



愛想笑いで 頭かいて へりくだって
誰かをかわりに持ち上げて
泣きの涙で 同情買って
ようやく得るものなんて捨てちゃえ


そんな自分ってすげえ気持ち悪い オエッ




孤高のPK ど真ん中に入れられるメンタルをつけて
ニコリともせずドヤ顔で俺俺アピールできるような
そっちをめざしたほうが よっぽど悔いがなくて意味がある


傲慢とか高飛車になりたいってことじゃない
柔らかくても にこやかでも 優しくても 俺俺になれる



他人に興味もつ暇があったら
たったひとりのたいせつな自分の
精度をあげて自立したい
何個もの俺をガンガン立たせたい ラオウのように

 

そんで最終的に
こちらが何のサービスもしてないのに
「どうかお願いします」って求められて
結果 代表入りしようぜ (何の??(゚д゚;))




広野ゆうなのフーテンひぐらし-本田△



(ここまでレベルに「個」を確立しなくてもだね

すくなくとも最低限 ナメられたり ないがしろにされたとき

すがったり 泣いたりしないで バシッとひとこと言って

毅然ときびすを返すくらいの 自己は持っていないとだめだよ 特にオンナは)