私の人格の半分を形成した「はだしのゲン」の作者・中沢啓治さんが亡くなった。
小学生の時、母方の田舎である広島に連れていかれ、
平和祈念公園の原爆資料館で衝撃をうけた。
その資料館に併設された売店で買ってもらったのが、
「はだしのゲン」だった。
原爆の恐ろしさ、軍国主義のおろかさ、
戦争が終わってもなお続く苦しみ。
そういうものももちろんたくさんこのマンガから教わったけど、
同時に「はだゲン」は青春まんがでありギャグまんがでもあると思っている。
ツッコミどこ満載の登場人物も、
ゲンや隆太のアホな言動も、大好きだった。
10巻から先、第二部がいつ出るのかと待っているうちに
中沢さんは筆を折ってしまわれたので残念だった。
生前に撮られたドキュメンタリーを先日観たら、
第二部は連載も決まり、最初の数ページがすでに
ネームもできている段階だったのを初めて知った。
二部は東京に出てきたゲンが、被爆者だということで差別をうけ
あらたな苦しみに遭遇するというのがテーマだったそうだ。
放射能の被害にあったひとがいわれなき風評で差別される。
これは3.11以降の現代日本でもまったく変わってない状況。
だから余計、第二部が出版されていたらなあと思ってしまったよ。
中沢さんが怒りとかなしみを込めて描いた作品は永遠にのこる。
私は、それを子供の頃から時に笑いながらも親しみながらも血肉にしてきたので、
今後もたいせつにしたいなーとおもいます。
というわけで
そんな真面目な話をしといてなんですが
追悼・中沢啓治…!と思って勢い余ってついに買ってしまったもの
はだゲンTシャツ
こんだけ買ったから、おまけにゲンのキーホルダーまでつけてくれたよ
ライジング・サン・ラグラン
EXILEじゃありません、中岡家の面々です
レザホア・ドッグスならぬヒロシマ・ドッグス
原作の中でナイフで襲われながらも「わしゃ鍛え方が違うけえのう」と
自分の腕をたたいてみせるゲンのこの姿が、
昔からすんごいカッコよくて好きだったので
ベアフット・ゲン
真ん中にちいさくゲンと進次、そして麦
それにしても私
なぜこんなに買った
氣志團のツアーTシャツより着づらいだろうが…。