万博番外篇【野外フェスにはこれ持ってけ!】 | フーテンひぐらし

フーテンひぐらし

永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。


万博レポは終わりましたが
指定席で椅子があった富士急ハイランドでの2006万博を除けば
こういう野外フェスは人生初だったわたくし


「何を持っていくべき?注意点は?」と不安で、
ツイッターのフォロワーさんや友人などに色々アドバイスもらいました


しかし野外フェスの会場は千差万別
会場まで山道を歩き、テントを張ってそこで泊まる会場もあれば
今回の袖ヶ浦海浜公園みたいにすでにある程度整備された
会場でやる場合もあります


それによって持ち物などはだいぶ違ってくるのです


というわけで万博追記として、
私が体験した「ある程度整備された野外フェス(テント泊なし)」
における服装や持ち物などについて書いてみたいと思います




■何はなくとも両手があくバッグ

何しろ荷物を置いといたり預けたりができない野外フェス、
ライブ中にダンシングしても両手あげても邪魔にならないよう、
荷物は最小限、かつバッグは両手があくもの、がベストです。

というわけで今回大活躍したのがマーに借りたウエストバッグ。


広野ゆうなのフーテンひぐらし-ウエストポーチ


もっとタウン仕様のカッケーのがいいなとか思ってたんですが、
もう全然これがよかった!!


 ・生地が薄く柔らかい方がいい。
  分厚く硬い生地だとそれだけで重いしかさばってしまう


 ・雨対策などすると荷物は多くなるので、
  見た目のわりにたくさん入るのがよい。
  (いざという時、水のボトルが入るくらいだと上出来)


 ・しじゅう汗だく、草も泥も雨もつきそうな野外は、
  タウン仕様だととても不快。スポーツ、アウトドアブランドもので行くべし。


もう、見た目よりも完全に機能性で選んだほうがよいです。
野外では誰もバッグなんて見やしませんので。


ななめがけバッグをしてる方もたくさんいましたが、
ライブ中にずり落ちることを考えるとやはりウエストで固定がよいです。


あと、フェス慣れしたフォロワーさんが教えてくれたのですが、
ぎゅうぎゅう立ってライブを観て背後が完全にお留守になるので、
ウエストバッグからお財布を盗る悪いヤツがいるそうです。
よってウエストバッグはお尻側にまわさず、腹側にしましょう。




■レインコートとドリンクホルダー

ウエストポーチに続く「これなかったらマジ死んでた」もの!


どんなに出がけに晴れていても、海ぞいや山の中の天気は
変わりやすい。夏はスコールもきやすい。屋根のある場所がない。
というわけで、レインコート、必須です。


雨が降らなきゃ荷物の中でいちばんかさばって邪魔ですが、
いったん雨が降ったら、レインコートなしではもうびしょ濡れで
死にたくなりますよ。バッグも、バッグの中の荷物も守れませんしね。
傘という手もありますが、混雑する人ごみでは、さしてる傘は凶器にも
なります。傘から垂れる水滴がかえって横の人を濡らしもします。
(退場制限でずっと待ってる時に横の人がさしてる傘、マジでイヤでした…)


というわけでフードつきレインコート、ぜったい!
私はドンキで199円で買いました。これで大正解です。
首からかけたタオルもウエストポーチも、中にすっぽりでした。
ちなみに真夏にレインコート着ると中がサウナになるので、
あんまり分厚いものじゃないほうがいいかも(笑)


そして「両手はあける」の鉄則にもとづき、
ドリンクホルダーもかなり重宝しました。
何しろペットボトルって、どうやっても持ちにくい。
ライブ中のどが渇いてもすぐ飲めるしね。
これは、万博公式グッズ、氣志團のドリンクホルダー。


広野ゆうなのフーテンひぐらし-レインコート



■水
これは会場内で売ってるからいくらでも買えばいいのですが、
気温が高いもんだからあっという間にぬるま湯みたいになります。
というわけで、自宅から向かう場合は前日から冷凍庫で凍らせた
ペットボトルを持参すると、わりと冷たいままかなりの時間楽しめます。


ちなみに会場内で買う場合も、水が一番人気なので、途中売り切れたり
してましたので、確保はお早めに、ですね。




■ごみ袋

いわゆる半透明のあのゴミ袋です。
これはフェス慣れしている友人から教えてもらいました。
ゴミを入れるためのものじゃありません。(最後はそうして使うのもアリだが)
一枚持ってると何かと便利なのです。


私の場合、地べたに座りたいときにレジャーシート代わりに大活躍でした。


芝生や土にじか座りは、実質無理です。ちくちくするし汚れるし。
でもレジャーシートはかさばりすぎてウエストポーチに入らない。
ゴミ袋なら小さくなるし、45Lでちょうど1人分のシートになる。
70Lなら2人は座れるかも。または1人で足を伸ばして置ける。
それに今回の場合、シート禁止エリアで「場所をとるので敷かないで
ください」
とスタッフに注意されている人が多いなか、ゴミ袋に
座ってる私たちは注意はされませんでした(笑)


さらに、レインコートを着るほどの雨じゃない時、バッグを守るため
(というか中の携帯を守るため)にレインカバーがわりにかぶせました。


レインコート忘れても、ゴミ袋をかぶれば雨はしのげるし(笑)
最後には捨てて帰ればいいし!


あ、あと汗と汚れでTシャツが予想以上に汚くなるので、
着替えたあとそこに汚れものを入れるのにもいいです!


とにかく何かと便利なので、お友達のぶんも複数枚持っていくといいかも。




■ジップロック
これも友人やフォロワーさんからのアドバイスに従い持参したもの。
雨に降られた場合、バッグの中のカメラや携帯を守るためのもの。
電子機器以外でも財布などありますから、バッグの中のすべてのものを
ジップロックに入れとけばさらに安心ね。



■ウエットティッシュと汗ふきシート
こいつらも地味に大活躍でした。踊りまくったあとは汗ふきシートで
サラサラになるし、1日いると本当に自分が汗くさいのでこれでひたすら拭きふきしてました。
ウエットティッシュは、水道が近くにない野外では重宝。
ごはん食べる前、食べた後などに。



■大きめタオル
野外フェスではたいていの人がアーティストのグッズとしての
タオルを持参するか現地購入するかしてますが、買いたてのタオルは
水を吸わないのでできれば自宅から持参がいいかもですね。


通常のタオルよりも、ひとまわりふたまわり大きいタオルがおすすめ。
首に余裕で巻ける長さがあるくらいの。
レインコートを着るほどではないパラパラ雨や、急に強くなった
日差しから身を守るときにはこのおおきめタオル(氣志團の数年前のグッズ♪)

がかなり役立ちました。




■日焼け止め
これは小さな容器に入れ直して持参。とにかくマメに塗りなおしてましたが、
正直、役に立っていたのかどうか。ずーっと野外にいると常に汗だくなので
塗るそばから流れていくんだよね(笑)


で、結果、ほとんどの時間を日陰で過ごしていたにもかかわらず、
腕は半そでから下、リストバンドの跡を残してキレイに土方焼け。
足もタオルでカバーしてたはずなのに、ショーパンからニーハイまでの
太もも部分がきれいに赤くなっちゃいました(笑)顔は、鼻とか頬。


手足は日光疹が出るほどになってしまったので

ただいまビタミンCのみまくり、ケアしまくりです。


なので、本当に焼けたくなければ、日焼け止めよりは「肌をとにかく露出
しない」服装でいくことが大切かもしれません。
でもね。露出が多くてもものすごい暑い屋外で、長そで長ズボンで
ずーっといられるかどうかなので難しいところですね。




■虫よけスプレーと虫さされの薬
誰といてもひとりだけ10箇所くらい刺されるほどの私ですが、
今回の会場、トンボやバッタやカマキリは山ほどいたのに
なぜか蚊がいない。誰も刺されない(笑)だから出番はなかった。
でも普通ならヤツらがいれば汗をかいた大勢の人がいればご馳走のはずですから、
この2つは携帯ミニサイズをバッグに入れておくと安心です。




■着替え
これは会場に持参するのではなく、車で行くなら車に、
電車や徒歩ならば宿泊場所やロッカーに預けた荷物の中に、必須です。


1日終わると、ほんとに自分が汗くさくて汚れている感じなのよ!(笑)
フェスからお風呂に直行できればいいけど、そのまま帰宅するとか
そこからご飯にいくとかだと、街中で何だか大層恥ずかしい思いをします。
山から下りて来た野生児、みたいな(笑)


というわけで帰りにきれいなTシャツに着替えると、すごく快適よ。




▲帽子
「▲」にしているのは、今回わたしが持っていかなかったからです。


いろんな方から「夏の野外だから帽子必須!」と言われ、あわてて買いに
走ろうとしたのですが、落ち着いてゆっくり考えました。
私の場合、帽子スタイルの時はこまめに脱ぐほうです。
1日かぶってると、頭は蒸れるしモノによっては頭痛くなる。
だから屋内でもずっとかぶりっぱなしとかはできないのです。


…つうことはよ?
…野外にかぶっていったら、脱ぎたい時に手に持つのは邪魔すぎるし
ゴムつけて首にさげるのもうっとうしいなあ。脱がない前提だよなあ。
…そしてたくさん踊りまくるライブ時に帽子は邪魔だよね?視界も狭くなる。
…帽子ないほうが風とおってむしろ涼しいのでは?
…ていうか日差しが強ければ、タオルかぶればよくね??


という逡巡のすえ、「タオルで済ませる」という結論に達しました(笑)


会場では帽子のひとは予想よりも少なかったです。男性は帽子多かったけど
女性でかぶってる人はとても少なかったですね。
私自身は、持って行かなくても何の問題もなかったです。


でもこれは個人個人の嗜好や会場の状態によるかなと思います。
ずっとかぶっていることに抵抗がない人であれば帽子はマストアイテムでしょうし、

ふだんかぶり慣れてない人ならばタオルでも何とかなります。


会場に一切の日陰がなければ帽子は必要かもだし…もうケースバイケースだね。




▲靴
結論から言うと、靴はスニーカーに限りますね、やっぱり。
パンプスは論外。ビルケンなどのサンダルも夏らしいですが、あれはライブ時に
人に足を踏まれた時に痛いからはいていくべきではないとされていますね。
海外フェスの写真など見ていると長靴の人も多いですが、あれ雨降らなかったら蒸すよ!


私はゴツいワークブーツはいていったのですが、5cmほどのヒールがあったので
休憩中はほぼ脱いでたにも関わらず終わってからマジで腰が痛かったです。
靴はぺたんこ!そしてクッション性のあるものが疲れない!
ということはやはりスニーカーだね…。


それにしても、ブランドバッグに細身のヒールサンダルやパンプスで
街デート感覚で彼氏と来ている女子を数人見たのだけど、あれどういう意図なんだろ??

すぐ帰るのかな…?どこにも座れないぞ?土の上歩くと穴あくぞ?



以上、袖ヶ浦海浜公園クラスにおける「野外フェスに持ってくといいもの」でした。



ちなみにいちばんいらないのは化粧道具です。

どうせ流れ落ちるメイク。みんな最後にはほぼすっぴんだし

誰もみてやしねーし問題ない。




【おまけ】
万博のおみやげを買って会社でくばりました。

氣志團が公式のおみやげとして売り出していたお菓子。バカですね。



広野ゆうなのフーテンひぐらし-おみやげ


「行こうぜピリカラの向こうへ」 (「ピリオドの向こうへ」のパロです)
「先輩用」と描かれています。中身はピリカラおかきです。


対して「氣志團万博に行ってきました。」は「格下用」と描いてあるので
みんなに配るのに気をつかいました(笑)中身は氣志團のロゴ入りクッキー。



こちらは「氣志團万博・公式手引書」。首から下げられる仕様でボールペンつき。


広野ゆうなのフーテンひぐらし-手引き書


中身は出演アーティストのプロフィールと團長の私的レコメンドコメント、
そしてこんなふうに


広野ゆうなのフーテンひぐらし-ごはんガイド


「万博後に飲み食いできる木更津おすすめの店ガイド」や



広野ゆうなのフーテンひぐらし-木更津ガイド


「木更津散歩MAP」や「木更津における氣志團ゆかりの場所MAP」など盛りだくさん


万博で知り合ったおともだちと連絡先交換できるように
切り取り線の入った連絡メモまでついて至れりつくせり(笑)


広野ゆうなのフーテンひぐらし-連絡先交換


万博を大々的に開催し5万人くらい来てるというのに
最寄り駅ではないせいか、氣志團のお膝元の木更津駅は
閑散とのんびりのどかなままでしたが、経済効果はあったのだろうか。
せっかくのイベントなので、木更津も便乗して駅前で色々商売すれば
よかったのになーなんて思いました。




さっ、これでもう万博のはなし、終わりだよ。
ご静聴、ありがとうございました音譜