行けるかどうか分からなかったから前日まで待ってたけど
行けそうなので急遽参戦したこのイベント↓
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『だから女はめんどくさい』(KKベストセラーズ)出版記念
「安彦麻理絵とブス会パーティー!』
女の業(ごう)を描き続けてはや23年の女流漫画家、安彦麻理絵の新刊出版記念!
こじらせ系女子(?)3人をゲストに迎え、女のめんどくささと臭み、
誰もが持ち合わせている“ブス性”について語り尽くします!
「女子会ってブス会だよね!」
「女にはブスを楽しむ瞬間が必要だ」
「余計な自意識が女子をこじらせる」
「女にはドヤ顔が必要!」
「ロボコンに出るようなイモ理系男子が好き!」
「女のこと“オマエ”って呼ぶ男が嫌い!」
「出産、それは人生最大のデトックス……」
「ビッグダディってどう思う?」
「木島佳苗のすごさについて語る!」
……トークテーマは尽きることなし、
ブス性を解放しまくるスーパーデトックスナイト!!!
【出演】
安彦麻理絵(漫画家)
大久保ニュー(漫画家)
雨宮まみ(『女子をこじらせて』著者)
峰なゆか(『アラサーちゃん』著者)
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先日買った「だから女はめんどくさい」が面白かった上、
私の好きな雨宮さんや峰さんが出演するのだからたまらない。
当日、社内で唯一この本を買ったライター・マツ(30男子)に声をかけ。
場所は阿佐ヶ谷ロフト。
ここは…数年前に私がエロ短歌をつくる歌人、川上志津子さんのご招待で
イベントに出させていただいた場所だ!
まちゃまちゃさんやブレイク前のいとうあさこさんなど
そうそうたるプロいメンツの中でシロウトの私はほとんど喋れなかった黒歴史!
「フリートークは観ているよりもずっと難しい」ことと、芸人さんの凄さを実感、
それ以来、ひな壇芸人をマジで尊敬している私である。
場内は、9割5分がアラサー女子(推定)!
しかも開演が近づくにつれ、会場ぎゅうぎゅう。
「ブス会パーティー」と名づけられているのに皆さんさすがである。
ロフトはイベントを観ながら飲み食いできるのだが、
いつものメニューのほかに「ブスメニュー」というのが貼り出されていて
私はその中から「からあげマヨネーズ」をオーダー。
美人と美人になりたい人なら絶対食わないであろう
この「ブスになる」メニューの甘美!
ビールと一緒に食せば当然、桃源郷の美味さ!ブス万歳!
さて、マンガの自画像はご自身で大層ブスに描かれている
安彦麻理絵せんせいの実物がいったいどうなのかが楽しみだったが
…ぜんっぜんブスじゃねーーーー!
私と同い年だけど、つるんとキレイなお肌、
喋る内容の過激さとはうらはらな正しい日本語、
落ち着いたたたずまい。上品な人だよ。
(でも右手には絶えずタバコ、というのがマンガと全く一緒)
雨宮さんも峰さん(すごい谷間に釘付け)もいわずもがな、
壇上の女子は誰もブスじゃないというブス会。
そして大久保ニューさんという方を存じ上げなかったのだが
出てきたのは金髪の男性。ゲイ雑誌などに描かれている漫画家さんとのこと。
喋りはじめたら、見事なオネエだったわ。やっぱり全員「こじらせ女子」なのね。
トークは、のっけから「玄米ばっか食べてると性欲なくなるのよ」など
世の中で必死で「女子力アップ」「自分磨き」「キレイ売り」にまい進する
女性たちに後ろ足で泥と砂をかけるような言いたい放題(笑)
無理して生きなくちゃならない女子たちの中でくすぶる「ブス性」と
女なら誰でも持ってる「臭み」をとことんぶっちゃける会でした。
覚えているトーク(ほんの一部)
★木嶋佳苗は声が非常に可愛いらしい
→さらに売りであるデコルテと谷間を生かした法廷ファッションはさすが
★女は心の中に誰でも「小沢真珠」を飼っている
→ゆえにマンゲキ(ウーマン劇場)が主に生理前に爆発、
芝居がかったセリフで男にキレ倒す。
→だから女は小沢真珠の相手役(受け止められる男)を見つけるといい。
(安彦先生は喧嘩のたびに結婚指輪を放り捨てるが、毎回旦那様が探し 出してくれるらしい)
★ちなみに男にもダンゲキ(オトコ劇場)があるが、それはなぜか別れた後に炸裂する
→別れた後にものすごいおセンチなメールを送り付けてくる
→ひと呼んで「ロミオメール」(by雨宮まみ)
★ムカジュンの不思議
→渡辺淳一や石田衣良などのぬるくてキザな描写にムカッとしながらも
その実ジュンときてしまう、こじらせ女の不思議なサガ
★ブオトコは絶対に美人とつきあえ
→周囲から「あれってもしや美味い食い物なのかも…?」と思われるから
★クサいセリフも口説き文句も、イケメンがやるとウソくさい。
ブオトコがやるからジュンとくる。
★いま私と私の周囲で「口説かれたいブ男」は、バナナマンの設楽(by雨宮まみ)
★いや、それより抱かれたいブ男はサンドイッチマンの富澤だ。
実際問題、あれを断れる女はいないはずだ(by安彦麻理絵&大久保ニュー)
★「レバーが好きで」っていうと、くさみのないレバーのお店に連れてって
くれる人いるけど、あれはイヤ。あたしは血抜きとかいらないから、
くさみある「ザ・レバー味」をちゃんと食べたい!っていうのと一緒で
男が好きだから、ちゃんとオトコ味のするものが食べたいの!
(大久保ニューさんのこの日の名言)
などなど…。
もう、ほんとに居酒屋であけすけな女たちが好き勝手はなしてるノリで
面白かったー。両手叩いて爆笑。ていうか、壇上でそのテーマについて
さらに追加でお話したいくらいの瞬間がいっぱいあった。
あれを、数少ない男性客はどう聞いていたのだろう。
最後は客席からの質問コーナー。
壇上のひとたちも酒飲んだりつまみ食ったりしてるので、
安彦麻理絵せんせいがジョッキ2杯で見事に酔っ払い、回答がぐずぐずに。
彼氏がいたことがない女子の目指すべき相手像や
旦那との離婚問題や結婚する相手の条件などの質問にもぜんぶ
「結局さあ、年取ってむこうがデキなくなったときに暖かく見守れるか、
むこうが先死ぬんだからその時ちゃんと看取れるか、それで選べばいいのよ」
と、アラサー女子には一体ぜんたいどうしたらいいのか分からない
「死に水」系のセレクト基準で答えていた 笑
雨宮さんは進行役をつとめ周囲に気を配りながらも
ネットにかじりついていかに2ちゃんを深堀りしてるかなど
腐女子ぶりを露呈。しかし言葉のセレクトが大変面白いのよね。
峰さんは発言は多くないけどものすごい身もふたもない言い切りが
気持ちよくておかしくて、美しい人なだけに「この人きっと、本音を
喋らないほうがモテるんだろうな…」と失礼なことを思い(笑)
大久保さんはオネエならではの鋭すぎ面白すぎるトークで爆笑をさらい。
たいへん面白かったです。
同行したマツは
「いやあ…女性の本音が聞けて面白かったけど…それでもあれは
あの人たちや広野さん含め、一部の過激な女性たちの本音であって
すべての女性たちの本音じゃない!…と思いたいです…」
と、養分吸い取られたみたいになってた(笑)
私は、自分が情緒不安定の激情傾向が強すぎる特殊人間だと思ってたが
「な ん だ、女 は み ん な 一 緒 な ん じ ゃ ん」
と安心しました
あと、なぜ私が今の旦那を選んだのかも再認識
昼ドラの小沢真珠のように無駄な「女的盛り上がり」を常に欲し
仁義における千葉真一のように激情型野獣である私には
趣味や共通項が多くて日常会話が楽しい男よりも
愛情表現とスキンシップが多く
激情女に対して、女が望む解決法
(理路整然アドバイスよりも、ハグやごめんねなど)で
すぐに対応できる男がつくづく必要だったのだなと
そしてそういう男はわりかし稀有なのだから大切にせねばと思いました 笑
これから女たちは、素敵な服と素敵な食事と素敵な店で
ガールズトークをする「女子会」よりも
ブス飯を食いながらくさみたっぷりの話をする
「ブス会」をどんどんすべきだねヒャッホゥ(*゜▽゜ノノ゛☆
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