目黒通り沿いだけど隠れ家的イタリアン。 | フーテンひぐらし

フーテンひぐらし

永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。


いつも美味しそうなお店の画像をアプしている
知人のAさんが絶賛していたのでマークしていたお店。


ちょっと大人の雰囲気で、素敵そうだ。


こういう店に初めて突撃する時は誰と行くか。


マーは初めてのお店にはたいがい抵抗を示すし(男性ってそういう人多いですよね)
そこそこお値段がしそうなので誰でもいいというわけにもいかず


というわけで
その人の懐具合をこちらがあまり気にしなくてよくて
初めての店、初めての料理でもフラットに行ってくれる人ということで


しのびっと をいつもお供にします 笑



目黒通り沿いの「スピーゴラ (SPIGOLA)」。


ここのネックは「どの駅からも遠い」こと(笑)
学芸大学からだと15分以上歩くし、武蔵小山からもかなり歩くし
いちばん早いのは目黒駅からバス、じゃないかな。


我々は中目黒から山手通り→目黒通り、とタクりました


目黒消防署の先のファミマの手前。
ガラスのむこうにウッディな目隠しがしてあって店内は見えず、
うっかりすると通り過ぎてしまうほど商売っ気のない外観。


でもシンプルで心地良さそうな外観からして

「あ、なんかイイお店っぽいぞ!」と期待大。


入ると、キッチンをぐるりと取り囲む広めのカウンター8席のみ。
でも狭苦しい感じはまったくなくて広々。すごく好みの店内だわー。


クマちゃんぽいおヒゲのシェフが笑顔で迎えてくれました。
他に店員さんはいなくて、すべてを1人で取りしきります。


ここは固定メニューもワインリストもなくて、
その日のメニューが手書きで渡されます。
各ジャンルからこちらがしっかり選ぶというのではなく、
「おすすめはどれ?」「今ならこれはいかが?」と
シェフと話しながらある程度おまかせで出してもらう
フレキシブルなかんじのお店です。


なので、可能な限りメニューにないものでもつくってくれるみたい。




広野ゆうなのフーテンひぐらし-1


まず私は茨城のビール「ホワイトエール」。
果実の甘さでベルギービール的。


お通しで出たオリーブのドライトマト煮込み。ウマ!



広野ゆうなのフーテンひぐらし-2


茄子のカポナータと
カリフラワーのサラダを盛り合わせてもらいました
(すべて各人に取り分けられた状態です)


カリフラワーはアンチョビが効いてるのにさっぱりしてて◎
カポナータも美味かったなー



写真撮るの忘れたけど生ハムとグリッシーニも頼みましたよ



広野ゆうなのフーテンひぐらし-3


カルボナーラのライスコロッケ。
面白いメニュー。小ぶりなのでペロリといけます。



広野ゆうなのフーテンひぐらし-4


「パスタと肉の前にまだ何か入る」としのびっとが言うので

シェフがつくってくれた、塩トマトのパン粥。
トマトのお粥的なところに乾いたパンを混ぜるんだって。
(もっとちゃんとした説明を聞いたけど再現できず…)
リゾットみたいなモチモチ感ではなく、さっぱりしてるからペロリと!



広野ゆうなのフーテンひぐらし-5


焦がしバターのカラスミのスパゲティー。
これが食べたくて来たんです!
この「焦がしバター」版と通常版の二種類があります。
バターの香ばしい香りがたまらん!うますぎ!



広野ゆうなのフーテンひぐらし-6


子羊の炭火焼き!
時間がかかるということなので最初にオーダーしときました。
1時間以上じっくりと炭火で焼いた羊は、うまみギューーーッ!(゜ρ゜)ヨダレ

添えてあるのは、たけのこと、ウド。


お酒は、ビールのあとは2人とも大好物のスパークリング。
名前は失念したけど、おすすめをボトルで。
それを空けた後はグラスで赤ワインを2杯。

女同士とは思えない酒量です(これでも抑え目)



広野ゆうなのフーテンひぐらし-7


牛のネックを使った煮込み的なもの。
お料理食べ終わったけどまだ赤ワイン残ってたので
「なんかおつまみになるようなものを」とオーダーしてつくってもらいました。
おつまみというより立派な一品料理ですが(笑)
トロトロのネックがウマー



広野ゆうなのフーテンひぐらし-8


自家製の柚子チェッロ。
このお店にはデザートもあるんだけど
「酒を飲む時に甘いモノなど食えるか」主義の私は頼まず。
だからなのか、サービスでこれを出して頂きました。


リモンチェッロという、レモンの皮を使ったリキュールが
イタリアにはあるそうですが、それの柚子バージョンです。

柚子の風味でお口がスッキリ!



それにしてもよう喰うたね我々は

これだけ喰って飲んで2人で大体23000円くらいかな。



シェフはこちらが会話に熱中している時は静かに調理、
話しかけると色々お喋りしてくれる、そのバランスが心地いい。
ワインや食材にこだわりがある感じですが押し付けがましくないです。


私がセキをしてたらスッと水のグラスが出てきたり、
別にオープンエアのお店じゃないのに女性客用に
ひざかけが用意されてたりと、心くばりも素敵。



このようにガッツリ飲み食いするとある程度の金額になりますが
「ワインだけのご利用でもいいので気軽に立ち寄って下さい」
とのことなので、フレキシブルに使えそう。
閉店時間も「24時ごろ」だそうだよ(笑)



珍しいメニューもたくさんだし、ラフなライブ感がいいし、何たべても美味しい♪

すてきなお店を教えてくれてありがとうAさん音譜


ぜひとも、また行きたい!
特に、注文がうるさいマー(パスタはトマトソースじゃないと嫌とか)
飲兵衛の父や弟を連れて行きたいね。


「こういうところがあるんだけど…」
友達や恋人をこっそり連れていったら
「いいとこ知ってるねー!」と必ず言われる、そんなお店ですよ。



※ほとんどの方にはどうでもいい情報ですが…

 このシェフの方とお話しているあいだじゅうずっと

 「なんだろう…誰かに似ている…」と思っていたのですが、気づきました。

 氣志團の松坊です。

 もちろんリーゼントでもないしあんなにお目目まんまるでもないし

 「顔がズバリ似ている!」というほどでもない。

 なのに、なんとなーくマツっぽいなあと思うのです。雰囲気かな?

 緑組の方は、ぜひ一度お店に。

 お喋りしてみて初めて気づくので、顔だけ見てもダメよーん 笑