Zeppで進化した10years agoを観る【3/2】 | フーテンひぐらし

フーテンひぐらし

永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。


ヘ(゚∀゚*)ノ


さてさて
前回のGIG(2月19日)から半月しか経ってないのにまたGIGたぁうれしい限り


さすが結成15週年に「年間完璧行事(パーフェクトイヤーズ)」掲げただけあるね


というわけで読む方は立て続けで申し訳ありせんが
3月2日(金) 「1/6 LONELY NIGHT」@Zepp Tokyo レポ!



この日は冷たい雨降り続き

今回もこのGIGのためだけのグッズが出ていて
これまた可愛くてすごく欲しかったのだが、Zeppの物販は外。
この時点で「通販で買えばいいか…」とあきらめた根性ナシ


しかもZeppはロッカーに荷物しまわなきゃだから、カサ、どうしようかな…。
色々と調べて「やっぱ折りたたみじゃないとアカン」と思い、
品川でなるべく軽い折りたたみガサを購入


なんかこういうライブハウス参戦が続くと
サバイバル知識みたいなのが身につくね 笑



午後、Twitterで團長が提案を発表していた。


3/1はランマ(氣志團ギタリスト・星グランマニエ)の誕生日だったけど
バタバタで何もしてやれなかったので、今日のGIG上で
サプライズでお祝いしてあげたいと。


とりあえず朝、駆けずりまわって、ランマのテーマカラーのオレンジの
サイリューム(ポキッと折って光らせるライト)を数百本集めた。
これを配るけど、全然足りないので調達できる人はそれぞれ用意してくれないか、と。


で、團長のきっかけゼリフで皆がそれを用意して振ってくれと。
それまでは絶対に匂わせるコールなどはしないでねと。


そのtwitterに呼応して、ファンが続々と
「地元で調達しました」「ヴィレヴァンで買いました」などの報告が届く。


何だかとてもtwitterぽくて、しかもみんなで一丸になって
まだ何も知らないランマを喜ばせる共犯意識があって、いいなあと。




そんなこんなで雨降るお台場へGO雨


氣志友と落ち合って、荷物は全部ヴィーナスフォートのロッカーに入れて(笑)
(Zeppより容量が大きくて安かったの)会場へ。


半分より前めの上手寄りに陣取り、開演を待つ。
客入れのBGMには、今度のアルバム「日本人」からの曲がかかっている。


私たちのいちばん気になっていることは、今回の中身だ。


「ねえ、このGIG、1stアルバムのタイトルと同じじゃん…?」


「ツアーでもない単発公演だから、一体何をやるんだろうね」


「まさか1stアルバムの曲を順番にやってくれる…とか?」


「それだったら最高!聴きたい曲いっぱいあるし」


すると客電が落ち、バイクのヘッドライトを模したライトが
客席に当たる。鳴り響くエンジンの爆音。



こ…この入りはまさに1stアルバムのイントロデュースでは…!?


そして始まったのは「甘い眩暈」!!


ギャーーー!
まさかの、1stアルバム「1/6 LONELY NIGHT」の一曲め!


この曲は昔、微熱DANJIのデビュー曲になってしまい、
それ以来、氣志團の曲として團長が歌うことがなくなった曲
でもとてもいい曲なので、ちゃんとオリジナルが聴きたいなあと思っていたので
場内はもちろん大興奮!


ずーーーっと「甘い眩暈」が聴きたいと言い続けてはや数年の
ミオが嬉しくてびょんびょん飛び跳ねてた。



そのあとももちろん1stアルバムの曲順で、
今ではGIGでとんと聴けない懐かしのナンバーが続々と。


「ルシファーズ・ハンマー」なんて本当に久しぶりに聴いたし、
「デリケートにキスして」で團長に「跳べ跳べ~!」とあおられて
跳ぶなんざ何年ぶりだか



「愛と平和」「暁がよんでる」うおー


なんか光ちゃんがバックダンサー男子を率いてバレエしとる
でもダンサーズはバレエに見えるけど、体型的に光ちゃんのダンスは
「高野山で護摩祈祷をしている荒法師」みたいに見えるよ!


(ミオがこれを終演後に「タンスバレエ団」と呼んでいた)


「涙BOY涙GIRL」
…これも微熱の曲と化してしまってたので、オリジナルが聴けてうれしい。


このナンバーでは光ちゃんはダンサー女子たちと一緒にポンポン持ってチアリーダー
でもその、赤地で胸に黄色ラインで横文字が描かれたユニホームを貴方が着ると
「MARUDAI」とかそんな感じで、チアというより魚肉ソーセージパッケージぽいYO




さてさて、私の記憶が定かでないので、恒例の茶番コーナーが
どの曲との間だったか失念なのですが


水色のアニメ的ワンピに身を包んだおかっぱ頭の女性が
小脇にピンクのぬいぐるみを抱えて登場



あっ
輝矢



ということはまさか


「させ子おねえさんですよーー!」


キタコレ
NHKホールからのキャラ引っ張り



開演前にミオが
「輝矢さんあれで味をしめて、させ子また出てくるんじゃないの」
と予想していたが見事的中



ピンクのぬいぐるみが、なぜか團長そっくりのボイスで喋り出す。
させ子おねえさんとの連携が微妙にズレるのがナイス


このピンクのぬいぐるみ、どっからどう見ても「もぐたん」 (@まんが
はじめて物語)
なのだが、頭にリーゼントのせてるし「きしたん」って呼ばれてるし


2人と会場のお客さんでタイムスリップして、
10年前の氣志團を観に行こうよ!という流れに。



そのための呪文は当然、ある程度の年齢の人にはおなじみの
「クルクルバビンチョ パペッピポ ヒヤヒヤドキッチョの モーグタン」
かと思ったら


そこは流石のさせ子おねえさん
似たメロディーでフレーズだけども
ここには書きづらいほどゲスな下ネタ呪文に替えて、
会場のみんなに唱えさせる。えげつないフリつきで。


私の隣は子連れの家族だ!どうすんだ!


その呪文で10年前にタイムスリップすると、
やけにマイナー感の強い氣志團(※本人たちではなく純平始め
ダンサーズが氣志團に扮している)
がいる。


そこでさせ子おねえさんが、未来の氣志團のこと
(ドーム公演はやれるけどランマはいないよ!とか)を教えてあげたり


10年前氣志團と、させ子おねえさんがモメていると、
いきなり登場してきたのが



明星“テポドン”真由美・元氣志團マネージャー!


(※もともと舞台女優だった彼女は氣志團に惚れ込みマネージャーになり、
彼らの日常を綴った「テポドン日記」という名著を記した。
役者だけにセリフも歌も踊りもいける彼女はしばしば氣志團GIGに登場、
ファンのコアな人気を獲得したが、ふたたび舞台女優になるために
マネージャーを辞した)


しかもドームでやったのと同じ、X JAPANの「紅」を
男性ダンサーと共に歌い踊った


懐かしさここに極まれりで会場大ウケ
相変わらずの芸達者ぶりに拍手喝采音譜



その茶番が終わったあとは
「國道127號線の白き稲妻」で久々の
ロンゲストな「127」もあり、氣志團コールもあり


127では、團長がメンバーひとりひとりのコーラスを確かめ、
「2階席ー!」とか順番に127を回しているうちに


「2階席のトミーのお姉さん!」とか
「マツの兄貴!」とか、本日観に来ているメンバーの家族を
個人指名し始め、またそれにトミーのお姉さんが頑張って
たったひとりで「ワーンツーセブン♪」言ったりと、色々盛り上がりました 笑


(けっこう両親・身内観覧も珍しくないアットホームな不良たちなのよ)



アンコールからは打って変わってすべてニューアルバムからの曲


冒頭はやはり「日本人」で、
Zepp2階下手通路にて今回も早乙女坊が高らかにペットを吹く



私が早乙女坊に惚れたのは、万博の「座頭市」の殺陣からだが

twitterでお話しているakusyaaさんも

「殺陣以来の男前アピールでしたね」と評してくれたとおりで


何というか日活や東映を彷彿とさせて、そっち好きの私にはたまらない


さすが早乙女坊の使い方を分かってらっしゃるね團長




そのあとはお初の歌を2曲だったけど
「ありがとう ばかやろう」と歌うやつ、
すごくいい歌だったなあ。





そうそう
ランマのサプライズバースデー作戦ですが



MC中に團長が


「メンバーにはGIGに来る服装なんかもこまかーい規定をつくってるんですよ。
 もうコイツらのワードロープなんて全部把握してますからね。
 マツなんて2枚しかないネルシャツを交互に着てますから。


 そんな中で、靴はこれじゃなきゃダメだ、あれを着てくるなって
 全部決めてるんですけど、今日はランマが上下ともにもう、どーしよーもない
 着てきちゃいけない格好で来たので、リーゼントの横をバチコーン!て
 殴ってやったわけです。ったくホントにもう…。


 (会場に)もう、この機会にランマをみんなでシメようぜ!いいー?」



というフリをしてきたので、場内みんなこっそり準備



團長がランマに向き直り、ビビる彼に向かって


「おいランマぁ!!!



 ……生まれてきてくれて、ありがとうーーーー!



というのと同時に、会場のファンは一斉にオレンジ色の
サイリュームを掲げたのでした。



あたたかいオレンジ色にそまった会場はとてもとてもキレイで、
ランマはびっくり仰天。 (他のメンバーも知らなかったらしい)


皆でハッピーバースデーを歌い、
ジブリ好きのランマのために何とネコバスにランマ本人が乗ってるという
ものすごい完成度のデコケーキケーキが登場し、サプライズ大成功。


(楽屋戻ってから、「あのオレンジのがやばい…」と涙したらしい)


しかし


「誕生日になった瞬間に、俺とマツとランマで飲んでたんだけど、
 特にオゴるとかそういうこともなかったよな!」


と、トミーが面白エピソードとして発言した瞬間、ファンみんなが


「ト ミ ー や ば い っ て そ れ」  と気づく




すると案の定、團長がこわばった笑顔で


「へーーえ!俺、まったく誘われてないけどねーーーーーーーー。
 その日ずっと最後までみんなで一緒にいて、
 俺そのあと特に予定なかったんだけどねーーーーーへえーー」

 

ほらな


誘われないことにものすごくスネたり傷ついたりする、
中身は女子中学生の團長なんだから!
そんなのファンだって知ってるんだから!


「あれ絶対のちのちまで、傷つくよねきっと…」

「自分はランマのためにサプライズ考えたのに誘われなかった、ってね…」



トップとは孤独なのです
がんばれ團長
ほんとうは愛されてるから大丈夫グー




それにしても今回のGIG
10年前のナンバーを10年後の氣志團が演るという趣向、
素晴らしかったと思います。


私はタンスバレエ団と丸大ハム以外は
懐かしのナンバーでダンスをする光ちゃんが
本当に格好いいなと思って観ていた
確実に昔より腕とキレがあがっているのがよく分かったし


ミサコなんかは、初心に戻れたのか
「本当に今日来てよかった」と涙ぐんでたし



次は4/26(團長誕生日)の「BOYS COLOR」@横浜BLIZ。
これは2ndアルバムのタイトルなので、
また久しぶりの曲がたくさん聴けてうれしいね。




★ランマサプライズ企画の全貌と、当日のオレンジまたたく会場の画像、
すてきなネコバスケーキの画像などは、團長のブログ をご覧くださいませ。


【今回のセットリスト】


房総与太郎狂騒曲 
甘い眩暈 
鉄のハート 
湾岸夜想曲~ルシファーズ・ハンマー‘97~ 
デリケートにキスして 
愛と平和 
暁がよんでる 
涙BOY涙GIRL 
房総スカイラインファントム 
黒い太陽 
國道127號線の白き稲妻 


~アンコール~
日本人
曲名不明の新曲2曲