ふたつの間の深い河。 | フーテンひぐらし

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永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。


こないだ、とある尊敬する先生が
おっしゃってたことば。




同じものでも


「安い」と言うのと


「手が届く」と言うのでは


大きく違います。




なるほど、と思った。



こんなに安いんだよ!他より安いよ!とアピールしすぎてしまうと
商品のもつもともとの価値までもが「安い」ふうにみえる。

そして「安さ」しか売りがないふうにも。


もともと、品質も値段もいいものならば
そんな「いつもは手が出ない」イイものに、
今だけ、ココだけで「手が届く」んですよ。
うん、これの方がありがたい感じがする。




自分からハシゴ外して低い位置で叫ぶか、
「やっと降りてきてくれた!」と思わせるか 笑




いやこれ
恋愛とかにもすごく言えるなーと



だいぶ以前にも書いたけど


もしお客さま(あなたの好ましい異性)が店(あなたの範疇)に入ってきて
何かいいものはないですか?これはどこがおすすめですか?と聞かれた時に


「いやいやめっそーもない、いいもんなんて何もないっス」
「そんな大した店じゃねえっス」


と謙遜&卑下したり、



「来てくれておありがとうございますー!
 つきましてはこちらの目玉商品(カラダとか)をタダであげましょか?」



とか初回からいきなり下手に出たりしたら、


お客さまは果たしてそんな店に

継続的な魅力や唯一無二の価値を感じてくれるだろうか? (いやない)


だって自分が客でもイヤだよねそんなの。



それこそまさに「安さ」連呼、叩き売りだよな




「苦労したけど、ずっと待ったけど、やっと手が届く!」
ひとは(特に男性は)そういう出され方をしたものの方を
ずっと大切にしたがるのだから。



ひとは安さに確かに弱い。
しかしそれを提供し続けると、
安さ、安易さだけを求める人たちが群がるのみ。


お高くとまれという意味じゃなく

とても価値があると私は思っているよ、

大切にしているものだから大切にしてねと示せばいい。



安く売れば、安く扱われる。
自分が自分を大切に扱えば、

相手も大切に扱ってくれる。



恋愛じゃなくても
人間関係において、いつもそうありたいものだね