仕事は恋愛に。 | フーテンひぐらし

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永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。


さきほど社内であるワークショップに参加していて。


買い物行動についてのマーケティングでは有名なK先生が講師だったのです。


社内のメンバーが色々な課題に対して意見をいい、
それに最後、先生がアドバイスをするというかたちをとっていたのですが、


K先生は「こうしたほうがいい」「それがいい」とは
絶対に言わないなあ、ということに途中で気づきました。


あくまでも我々に考えさせ、先生はヒントや
考え方の指針をくれるのみにとどめます。



そして印象的だったのは、
何が言いたいかよう分からない発表者や
ちょいといまいちだなーなんて意見にも
「それは興味深いね」「たくさん出たね」
「みんなの意見は面白いね」
と、
いいところを見つけてくれるのです。



ワークショップ終了後、私は個人的に
「いまこういうやり方で悩んでいる」と相談に行ったのですが
それについてもアドバイスをくれた後にニコッと笑って


「それにしても、その悩みはすごく重要なことだね。
 それで悩めるというのは、すごくいいことだと思う(^-^)


と言ってくれたのです。



なんかそれだけでテンションがーーっと上がった!アップ

まさか悩み自体を褒められるとは。



会全体の空気を、先生があったかくしてくれる。
みんな色々言ってみてやってみていいんだよ、
という柔らかさをつくってくれる。


そして、みんながうーんとなったら、ヒントをくれる。
確実にこちらの答えが出やすいような問いかけをしてくれる。
決して「それはアカン」「こっちがいい」とは決めない。


そして、それぞれのいいポイントをちゃんと拾って
言葉に出して「いい」と言ってくれる。



その筋(どの筋だ)のオーソリティの方ですから
そういう術にすぐれているのは当たり前なのかもですが、
話す講義内容の納得性の高さもさることながら、
そもそも「人を楽しくやる気にさせる」空気をつくってくれるとは。



これは自分の仕事にもぜひ活かしたいなあと思いながら
自席に戻った直後、ふと思いましたですよ



仕事の前に、
プライベートで使うべきなんじゃねえかこれ


と。




わたくし
「ああ言えば上祐」といまだに言われるほどへらず口で
主張も屁理屈も誰にも負けないので、
ついつい自分のオトコを責めたり説教したり
こうすべきだ、ああすべきではない、と断罪しちゃいます。
「むう…それは正しいね」と言わせてしまうだけの実力が
あるのがまた始末に負えない。



しかし
口も屁理屈も私より俄然下手で
年齢がけっこう下なオトコ(例:マー)。
そういう相手に私の強権を発動し続けたら
そら窮鼠猫を噛んだりもするよなあと 笑



K先生のごとく


未熟(女から見てやってほしいあれこれがまだ足りないという意味でね)
だけど、いっこずついっこずつ進んでいる人を頭ごなしに否定しない。


「べき」で固めない。


言葉や効果などがなかなか発露しにくいものは、
発露しやすいように優しく導くし、発露を気長に待ってあげる。


そしてその人なりのいいポイントを見つけて褒めてあげる。



甚だめんどくせーけど
旦那もそう育てるか…と 笑



仕事の勉強会のはずだったのに
プライベートでつかおうと決めました!


今度から「ここはK先生ならどう言うだろう…」

考えて行動します 笑




口出したがりの私にとっては
とても難しいことですけどね。




けっきょく俺って


仕事は恋愛のようにしたい。


(お客さまと商品をどれだけ愛するか・こちらをどれだけ好きになってもらうか。情緒的なものが大切。)



恋愛は仕事のようにしたい。


(チームワーク。報告連絡相談の重要性。組織としての向上心。高モチベーションや企画力が大切。)



というわけなんですね