というわけDE
先日ゲットした最新の食マンガはこれです
★「めしばな刑事タチバナ」 坂戸佐兵衛/作・旅井とり/画
青年誌の情報はどうにか入ってはくるが、
これはオヤジの聖域・アサヒ芸能に連載されているマンガ。
さすがにアンテナからは完全圏外だ。
なのになぜこれをキャッチできたかというと、こちらもまた
kimimatsuさん
がブログで強力プッシュしていたからだ!ありがとうねいさん
(ねいさんがおすすめしている記事はこれです )
孤独のグルメのようにニヒルでもなく、
深夜食堂のように絵本のごとき佇まいもない。
表紙からするにオヤジ力全開。
それでも興味深かったのは、
扱っている食い物が「牛丼」「立ち食いそば」などの
ファストかつジャンクかつ野郎度100%のジャンル限定だから。
タチバナという刑事が主人公で、この人はとにかく食に対する
こだわりとうんちくが強く(でもファスト&ジャンクフードね)、
取り調べ中などにも容疑者に対してその議論を展開してしまう。
それで事態が思いがけず好転することもあるが、そもそも彼は
職務のために狙ってやってるわけでなく、食の方が大事なので
それで取り調べが変な方向に行ってしまうことも多々あるのだ。
このマンガは間違いなく、全男子が共感し涙する箇所がたくさんある。
登場する店はすべて実在のチェーン店なので、馴染みありまくり。
冨士そばの実力や梅もとの妙、吉野家、すき家、松屋の三国志までの歴史、
そして「そんな店しらねーよ!」というマイナー店のこだわりに至るまで
タチバナ刑事が愛をこめて語る語る。
だから松屋でテイクアウトするのが精一杯のトウシロな私よりも
ふらりとひとりでそういう店に入ることが日常の男性陣がグッとくるはず。
さらにこのマンガ、食をからめながらも(ていうか食の話だけだけど)
ところどころにちゃんと笑いどころがあり、きちんとオチがある。
ストーリーの作り方と絵がそもそも上手で、達者な人なのだなと思う。
うちの旦那が声出して笑ってたからね…。
1巻のメインは立ち食いそば大論争。
2巻のメインは牛丼サミット再び。
そして今月8日に発売される3巻は、カップ焼きそば選手権だー!
思わずノドと腹が鳴った人は、ぜひ!
……そしてね
前の記事で紹介したまんがにも
このタチバナにも共通して載っていた食べ物があって
ちょっとおどろいたんだけどね
それは
サッポロ一番
花ちゃん的にいうと「サポイチ」
みそ派としお派の原理主義者による聖戦(ジハード)があるほど
国民食のインスタントブランド!
ドンキでは5食パックが売ってるので、もちろん我が家も常備品。
野菜をどっさり入れられるのもいいとこなんだよねー。
「きのう何食べた?」ではケンジがみそを
「花のズボラ飯」では花ちゃんがしおを
そして「めしばな刑事タチバナ」ではタチバナがしょうゆを
それはそれは美味そうに食らっている!
読むと誰もがソッコーでキッチンに行って鍋を取り出したくなる
たいそう危険なテーマであることよ。
で
私もご多分にもれずやってしまいましたよ
「めしばな刑事タチバナ」に出てくる「しょうゆの最高に美味い食べ方」。
そのために、自分で一度も買ったことのなかったしょうゆ味を買ったよ!
レシピはかんたん
・しょうゆラーメンを普通につくる
↓
・鍋から食う
↓
・8割がた食べたところでご飯をひとつかみと、卵を割り入れる
↓
・煮立てて完成
私はどんぶりに入れて、8割がた食ったところで
ふたたび鍋に戻して調理しました。
この「サポイチしょうゆ雑炊」、確かにふしぎに美味かった。
麺が残っているところがまたジャンクな感じでいい。
あ、もちろん、おうちでお鍋をした後の雑炊のほうが全然美味いんだけど、
なんというか、インスタントの最後のご馳走みたいなかんじで。
あ
ちなみに私は
夏は断然しお!冬は断然みそ!という
どっちつかずのタイプです(°∀°)b
さ
腹がへったみなさん
今夜はサポイチだよ
(そしてやっぱりkimimatsuさんも食べてるねサポイチ! )
徳間書店 (2011-03-30)