「42歳の同期会」と聞いて、
あなたはどんな雰囲気を想像するだろうか。
私は少し前のモバゲーのCMを想像した。
麻生祐未と、時任三郎と、柳沢慎吾の。
同窓会で出会い、「あの時」が鮮やかに蘇り、
そして新しいような懐かしいような恋が始まる。
そんな大人の切なさ。
台風でヤバい、といわれていた9月2日、
我らが92年入社(新卒で入った前の広告会社)の同期会が決行。
入社時に総合職&一般職あわせて130人くらいいた我々は
年月が経っても仲がよく、毎年この日に同期会をやっていたのだけど
転職・独立した人間が半数はいるし連絡がとれないメンツもいるしで
さすがにここのところ人数は数人~十数人でこじんまりだった。
しかし今年。22歳で新卒入社した我々は、
四大卒ならちょうど今年で42歳。
「20年目の同期会だよ!」というわけで
幹事KくんとIちゃんがはりきってガシガシ告知をかけてくれたおかげで
なんと54人という出席者数に
毎年、顔をみているやつらもいるんだけど、
この人数だと私が会社辞めて以来、という顔もたくさんいるはず。
永田町の駅にほど近いオサレな店で開かれた会に
ドキドキしながら行くと…
なつかしすぐる (/TДT)/
しかもみんな、あんま変わってねえーーー
「俺たち、子供が同じ野球部のメンバーなんだよなー」なんていう
パパ同士もいれば、まだ名字が変わっていない女子もいて。
(そしてバツ2だったりバツ3だったりのツワモノもいて…)
やーん、あの頃がよみがえるわ♪
……なんて思ってたのもつかの間
お酒がすすむにつれ、
「俺の酒が飲めねえのか」と上司にからまれるのが基本だった男子&
「おい、隣で酌してくれ」と上司に拉致られるのが基本だった女子
そう、バブルがはじけた直後(でもまだまだイケイケな空気)の社会人ライフでもまれた我々は
あの頃がよみがえりすぎ
22歳に…いや、18歳くらいに逆戻り
キレイな女子を両脇において肩を抱いて大満足の男子や
チューしようとする酔っ払いをドツく女子で大騒ぎ
同窓会的ロマンスの生まれる隙間など皆無 (ノДT)
若い世代からみれば、我々もそれなりに
白髪まじりだったりシワも腹も出てきているし
肩書きも部長だったり社長だったりする人もいるんだけど
この中にいるとやっぱり永遠にみんなバカな若造のまんま
仕事のやプライベートの「いま現在の話」もしたけど
それはほんのちょっとで、あとはバカ話と思い出話
あとはお腹がいたくなるほど笑って、飲んで、肩組んで。
すごく楽しかった。
来年は、「92年に入社してから20周年」になるので
また大々的にやろうぜ!ということで来年の幹事も男女ひとりずつ決めた。
二次会は、同期のてっしーがDJをやるというクラブへ押しかけた。
クリエイターナイトだったので、
名だたるクリエイターの先輩方がずらりいて
「久しぶりー」と言われて私なんぞ直立不動に「はいっ!」となったのだが
酔っ払った我が同期のジャイアンことIくんは
今をときめく著名クリエイターのTさんに
「え?同じ会社にいたっけ?」などとタメ口(ていうか上目線)を叩いて
焦りまくった我々に取り押さえられていたよ 涙
本当にバカでごめんなさい。
翌日が鎌倉バカンスだったから
断腸の思いで12時まわったあたりで切り上げたけど
同期っていくつになっても本当にいいもんだね。
92ばんざい