■4月17日(日)
衣装あわせをしたこの日は実に4時間という時間をとって、
「とにかくとことん振り固め」の日でした。
何しろこの日を終えたらマトモに練習できるの、あと1日ですから
振りの正確さ、みんなの手や足の角度など揃えてゆきます。
この曲、踊ってすぐにそれぞれが前に出てソロパートを歌うことの
繰り返しなので、みんな自分が出る直前と出た後が、どうしても
振りが中途半端になるんですよ。
・振りは最後までキッチリ踊ってから移動する。
「踊る」と「移動」をハッキリさせる。
・前に出る時は他の人のジャマにならぬよう、
また中途半端に見えぬよう、大きなスライドで歩く。
・特別な振り付けではない限り、基本的に必ず「お客さんの方を向く」。
横向いたり、下向いたりしない。
・遠くの距離から観る人もいるので、
自分が思うよりも2倍くらい全ての動きを大きくする。
もうね、色々と固めていくことはあるのです
そして何より
え・が・お!
「パンいちなのに不自然なまでの笑顔と前向きさ」が
このダンスのポイントなので、とにかく「笑ってーーー!」って言い続けました。
真剣にやると一回踊っただけで肩でゼイゼイ息するほどの踊り。
「アイツら、すげーんだな…」と本家を尊敬するつぶやきも聞かれます。
後半に入って私は言いました。
「君たちさ、これでお客さんに見せられるレベル?
あと1回の練習で、本番迎えられるレベルだと思ってる?
こんな格好してやるんだから、ダンスは本当にキレイにできないと
ただのおちゃらけた余興にしか見えないんだよ。
“何だ、今回は時間ないからさすがにやっつけだったんだね~”
“直前でチョチョッと振り合わせてみただけでしょ?”
そういうふうに言われたいの? こんなに頑張ってるのに」
「…言われたくないっス!!」
部活じみてきたね
あとはひたすら
流れる汗もそのままに 日没まで踊りまくり
病み上がりのヤツも
ギックリ腰をだましだましやってるヤツも
えらいこと筋肉痛になってるヤツも
アラフォー最年長も
真剣に踊り切りました!
■4月21日(木)
総会前日。
この日はたった1時間だけ、最後の練習。
品川から恵比寿のスタジオに移動するのですが、
何せいつもは遅くまで残ってる連中ですから、
20時台に「お先でーす」と去っていく姿に周囲は不審顔。
しかも恵比寿について歩いてたら、
たまたまわが社の数名を前方に発見…!
あわてて裏道へ移動。あぶないとこでした。
1時間の練習なんて本当にあっという間で、
あとはもう、「考えなくてもカラダが勝手に動く」までやるだけ。
終了後、ほんとうに小1時間だけビールでノドを潤して、
「じゃあ、明日!」と別れたのでした。
いよいよです。