実録社員総会物語~HPTへの道~【その5】 | フーテンひぐらし

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永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。



■4月17日(日)


衣装あわせをしたこの日は実に4時間という時間をとって、
「とにかくとことん振り固め」の日でした。


何しろこの日を終えたらマトモに練習できるの、あと1日ですから



振りの正確さ、みんなの手や足の角度など揃えてゆきます。


この曲、踊ってすぐにそれぞれが前に出てソロパートを歌うことの
繰り返しなので、みんな自分が出る直前と出た後が、どうしても
振りが中途半端になるんですよ。



・振りは最後までキッチリ踊ってから移動する。
 「踊る」と「移動」をハッキリさせる。


・前に出る時は他の人のジャマにならぬよう、
 また中途半端に見えぬよう、大きなスライドで歩く。


・特別な振り付けではない限り、基本的に必ず「お客さんの方を向く」。
 横向いたり、下向いたりしない。


・遠くの距離から観る人もいるので、
 自分が思うよりも2倍くらい全ての動きを大きくする。


もうね、色々と固めていくことはあるのです


そして何より



広野ゆうなのフーテンひぐらし-バイキュー


え・が・お!



「パンいちなのに不自然なまでの笑顔と前向きさ」
このダンスのポイントなので、とにかく「笑ってーーー!」って言い続けました。


真剣にやると一回踊っただけで肩でゼイゼイ息するほどの踊り。
「アイツら、すげーんだな…」と本家を尊敬するつぶやきも聞かれます。



後半に入って私は言いました。


「君たちさ、これでお客さんに見せられるレベル?
 あと1回の練習で、本番迎えられるレベルだと思ってる?


 こんな格好してやるんだから、ダンスは本当にキレイにできないと
 ただのおちゃらけた余興にしか見えないんだよ。


 “何だ、今回は時間ないからさすがにやっつけだったんだね~”
 “直前でチョチョッと振り合わせてみただけでしょ?”


 そういうふうに言われたいの? こんなに頑張ってるのに」



「…言われたくないっス!!」



部活じみてきたね




あとはひたすら



広野ゆうなのフーテンひぐらし-ふたりずつ

2人ずつでやってみたり



広野ゆうなのフーテンひぐらし-かお

顔と声(口の動き)を気をつけてみたり



広野ゆうなのフーテンひぐらし-おどりまくり


流れる汗もそのままに 日没まで踊りまくり



病み上がりのヤツも
ギックリ腰をだましだましやってるヤツも
えらいこと筋肉痛になってるヤツも
アラフォー最年長も


真剣に踊り切りました!




■4月21日(木)


総会前日。
この日はたった1時間だけ、最後の練習。


品川から恵比寿のスタジオに移動するのですが、
何せいつもは遅くまで残ってる連中ですから、
20時台に「お先でーす」と去っていく姿に周囲は不審顔。


しかも恵比寿について歩いてたら、
たまたまわが社の数名を前方に発見…!
あわてて裏道へ移動。あぶないとこでした。


1時間の練習なんて本当にあっという間で、
あとはもう、「考えなくてもカラダが勝手に動く」までやるだけ。


終了後、ほんとうに小1時間だけビールでノドを潤して、
「じゃあ、明日!」と別れたのでした。


いよいよです。