実録社員総会物語~HPTへの道~【その1】 | フーテンひぐらし

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永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。


さてはて


興味のない人には何ひとつ面白くないネタで恐縮ですが



先週金曜日におこなわれたわが社の社員総会クラッカー



半年に一度、一部(事業説明)と二部(懇親会)に分かれて開催されるこの会、
ずっと読んで頂いてる読者さまならご存知だと思うけど、
初回からずっと不肖わたくしがプロデュースしていた。


ところが二部の出し物が諸事情でなくなったあたりから、
私も全面的に関知しなくなってはや4年。


最後にやったのは2007年。
創立記念日に死ぬ気で盛り上げた「ナガザイル」。


(こちらのドキュメンタリーは長編でブログにアップ しております。

過去の他の総会話も、「社員総会」というブログテーマをクリックすれば読めます)


でもねでもね、
何かつまらないなあと思いながら数年過ごしていたのよ。



それでも総会は半年に一度変わらず行われてたんだけど、
何と言うか、「事業説明&飲み会」みたいな感じで淡々と。
かつては皆が涙した表彰式も、二部の飲み会のざわざわした中で行われているし。



「この会社って楽しいなあ」
「大変なことはたくさんあるけど、この会社に入ってよかったなあ」
そう感じさせられない、ただの恒例行事になってしまっていた歯がゆさ。



そこで前回の総会のとき、誰にも許可取らず勝手にVTRを制作して宣言したのだ。
「次回からはあの感動を復活させるからね」と。


で、上層部の皆さんから予算をもぎ取り


2月頭に総会番長アラタ(元ナガザイルリーダー・上海勤務)が帰国した際、総会極秘mtgをして
「何をやるかは分からないけど、メンバーはこのあたりか」
という選定をしていたまではよかった



問題はこの春の、かつてないほどのサイト大規模リニューアルである


年明けからああでもないこうでもないと進めてきた結果、
想像以上に皆が忙しいというのが徐々にみえてきた。


で、アラタとメールでやりとりした結果、
「仮に選定してたメンバーも、いつもよりずっと多忙だから、
 練習時間がたくさん必要になるダンス系の出し物は無理だ」
と告知される。



ああーガクリ
今回こそはと意気込んだのにまた無理なのか…。



誰も望んでるわけじゃねーし、
もうあきらめよっかなとも思ったが、
前回大見得切ってるからそれもくやしい。


だいいち、このリニューアル時期にその直後にやる総会を盛り上げなくてどうするんだ。
というわけで


「わかった。だったら当日現場での出し物ではなく、PVをつくろう。
 それなら彼らを1日か2日拘束するだけだから、可能では?」
と提案。


それが2月末。



その後、震災がきてしまった。
いろんな予定が狂い、気づけば3月も末。


震災などでもろもろ延期になった結果、
サイトリニューアル日は4月19日


そして社員総会4月22日


やべーなこの日程…。


何をするにしてもそろそろ動かないとヤバイ


私も何をやるのかを心に決め、あらためてVTRの件を
他の役員にも根回しをして、「それならばOK」と許可をもらった。


そして約1ヶ月前の3月24日、
厳正な審査の結果、最終メンバーが決定した。


(以前の記事にも書いてるけど、プロデュースは私でも
総会出し物有志の人選は、私だけで決められないのだ。
「仕事で成果を出している」「誰よりも忙しく働いている」
これらの条件のもと、上層部が厳しい目で見て選定するのである)



いつもなら個別呼び出しをかける番長のアラタが日本にいないため、
ジダンがその役目を引き受けてくれた。


そして選ばれた6人がジダンから告知されたのが3月25日。


4月19日に向けて忙しさが増している最中だったので、
ひとりやふたりは「俺ちょっと…」と尻込みするやつが出てくるかと危惧していたが、
全員乗り気でやる気だったと聞いて、ひとまずホッ。



そしてその日のうちに、私はジダンと映像制作のI原さんに
「これをやろうと思っている」というネタをみせたのであった。



「ええええ…!?これはちょっと…」と絶句するジダン。


「いや、大丈夫、大丈夫だから!」と説得し趣旨を説明する私。



もしこれでPVを撮るなら、ロケ日はこのあたりだねと日程を決めて、
その日は終了したのであった。



さあ、あとは来週にメンバーを再度召集して、
演目を発表するのみである!


この週末にいろいろ構成を考えなくちゃ…と思いながら帰宅。


総会準備は何かと大変なので、私は毎回泣いたり怒ったり大変なのだが、

今回は心の支えとなる旦那さマーもすでにわが社にはいない上に(転職したって知ってますよね?)

えんえん出張中。


そして、コアメンバーであるアラタもハラダもいない今回の総会有志。
(アラタは上海勤務、ハラダは別会社ゆえ総会に参加しない)


この2人がいるからこそ盛り上げてこれたという思いの強い私は、
腹心がいない不安を抱えつつ、自ら言ったからにはやるしかねーな…と
腹をくくったのであった。



つづく。