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フーテンひぐらし

永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。



こないだ鈴木おさむ氏の話になって


彼は森三中の大島さんと交際ゼロ日で結婚する前は
モデルなどの美女とつきあっていたという
でも結婚数年経った今も、彼が大島さんをすんごい好きなのがよう分かるねと


そういえば私の男友達もそうだという話に続いた


それまでのカノジョといえばモデルやレースクイーンや夜の蝶
だから女はキレイなアクセサリーと認識してるタイプかと思っていたのに
結婚したのはそんなキラキラ系とは反対のバリキャリでガハハ系で勉強家の女性



うーむモデルばりの美女になれたら
男に関しては永遠に苦労しないと思ってたのに違うんだなと



そこへ結婚は顔じゃねーんだよと既婚男子が口を出し
おいそりゃそれであたしらに失礼と既婚女子は反撃をくれたのだが



まあ
正しいなと思っていて
その思いは近頃とみに強い



可愛い可愛くないとか
そういうことではなく



男がマジメにパートナーを考えるとき(結婚、恋愛に関わらず)
女たちの予想以上に 相手の芯のほうをよく見ているのではないかと



きれいかわいい

はやりのかんじ
気がきく
かいがいしい

スタイルよい
セクシー
やさしい
なごむ
めしがうまい

えっちがうまい


そういうことももちろんプラスだろうけど
それが至上命題となるのはもう少しふわふわした恋の場合で



多分 
「俺にはコイツだわ」とさいごに選ぶよな恋の決め手は



その女が
女というよりひとりの人間として
「自分ならではの何か」を真ん中に持っているかどうか


そういうところを けっこうシビアに見ているのだと思う




しっかりした人という意味ではなく 何て言うんですか独自性


個性的な人という意味ではなく 「これが私だ」魂かな


そしてそれが 多数のひとから「素敵だね☆」と思われるものである必要は全くなし
むしろ「これのどこが!?」と思うくらい妙な自分が多分 隠れたヒット



だからきっと
女はもう少し自分というものを
ひとりでいるときの自分の世界観を
男に飾らず誇らしげに見せていいのだと思う


どうです いいでしょ これが私なんだよと



肩ひじはらず 意固地にならず 
卑屈にならず 楽しげな自分を



きっとそれが 男の世界観と
うまい具合に合ってなくても
男はあんまり気にしない


その女が 不機嫌や不安そうでなければね




あるモテ男くんが言った


昔つきあってた彼女 とってもいい子でね
俺の趣味を自分もよく知りたいと 一生懸命学んでた


それはもちろん うれしかったけど


でもね 別に 
「何それ意味わかんない つうか全く興味ねー!」って
言い放ってくれても 全然よかったんだけどなぁ


多趣味で強引ぐマイウェイなその彼が言ったその言葉も意外なら
周囲の男子がうんうんと一斉にうなずいたのも意外だった


たぶん そういうことなのだろう
たぶん それが いいのだろう




彼の趣味
彼の好み
彼の都合


そんなものたちは所詮
他人である彼のもの
世界の正解ではない




あなたの趣味
あなたの楽しいもの
あなたの都合


そんなものたちを
爪や髪を磨くより前に
きゅっきゅと磨いたほうがいい



ほらねいいでしょって 
いつか彼に笑って見せられるように