凝視してしまう日。 | フーテンひぐらし

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永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。


何でもかんでも物事を凝視しすぎるのは文章を書く人間のクセかもだが、
それがおのれに向かうとたいがい、面倒なことになる。




鏡を見る。


普段ならそこに多大な自己愛が流れ込んできて、
350%くらいの割り増しでおのれを見られるのだが

運が悪いと真実をやけに凝視してしまう。



合わせ鏡をして、左右の顔を横から斜めからリアルに見て、
「おのれがどう見ているか」ではなく
「他人にどう見えているか」を凝視してしまう。



そうすると350%はどっかに行ってしまって、
そこにいるのはただ、ものすごくぶさいくで老けた女だ!
もうバケモノみたい!泣




うわー(iДi)
俺 人前にこんなツラ下げて出てたんだ…。
こんなツラで偉そうに女とはとか恋愛とはとか語ってんだ…。




倒れそうになる。




次に来るのは
「こんなあたしをみんなはかなりイタイばばぁだと思って眺めてるのか」
という想像である!



ヒー
気づいてないのは俺ひとりー!




途中で


「いや、サラジェシカだって初めて見たとき、
何て顔が長くて何てシワの多い人なんだろうと思ったけど
今はとっても可愛いと思えるじゃないか。人は顔立ちじゃねえ、表情だ!
表情が魅力的になるよう頑張ればいいんだ!」


と思いなおす。


(そういう時に例えに出すのは100%サラジェシカ…ごめん)



ところがそのプラス思考は持続性なく、
ふたたび「いやー、でもサラジェシカいうても女優だし…俺一般人だし」
のネガサイクルに。




メイクして華やかめの服を着ていること自体が
おのれの醜さを増幅させているような気がして、
「ああ今日はもう外に出れない!」と頭を抱える。




昨日、そんなもやもやの最中、その思いをそのままツイートした のですが、
予想以上に身内やフォロワーの方々からまさに「フォロー」頂き、
ものすごくありがたいなあ…と思いました。




オメー、なぐさめたり否定したりしてほしくてグチっただろう!
と思われた方もおられるかと思いますが、そんなつもりはあまりなく



アラサー女子が
「私ってこのまま1人なんじゃなかろうか」とか
未来に対して猛烈な不安にふとかられるのと同じように



40女は40女で
「私こうしてガンガン老けて“女の現場”から遠ざかってゆくんじゃなかろうか」
猛烈な絶望にふとかられることがあるんですよ…というおはなしでした 笑




まあだから みんなめげずにいこうぜ、とねヽ(゜▽、゜)ノ