10年と勢いと | フーテンひぐらし

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永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。



きのうは社員総会



最近、有志ダンサーボスのアラタが上海勤務になってから
出し物をしてないので普通に参加 笑



そしたら表彰式で賞をいただきました合格


去年やった10周年記念プロジェクト(10年史&記念パーティー)
チームみんなでの受賞☆



そして全く予期してなかった、
「勤続10年」の賞も頂いてしまった!クラッカー



ちょうど10年前の昨日、
わが社のギャザリングが始まった


「ギャザリング」の名付け親のあたしには
ダブルでうれしい日となりました。



勤続10年は、あたしと、ハラダと、まえまえ。



この3人で並ぶことなんて久しくなかったけど、
並んでみるとあの頃(死ぬほど働いてた会社立ち上げ期)のことが
まざまざとよみがえって、なんかぐっときました。



スピーチのときにみんなに言ったんだけど



360度どこから見ても立派な「ザ・社長」なうちの社長も


第Ⅰ部で事業説明した、最近ぐいぐい業績伸ばしてる
グループ会社Dの社長・拓さんも



10ねんまえからこんな迷わずピシっとしてたわけじゃないよ!



みんな若さとノリと勢いでムチャなことしてたよ。
(あ、仕事上でね)


いやほんと、まじムチャしてたよみんな。




だから、今の若手社員は
「彼らは僕らと違って最初からすごくしっかりしていたんだ」
なんて絶対に勘違いしないでほしいなあって。


私もたまに言われるけど
「広野さんは違いますもん~」って
ぜってーそんなことない!



だから何が言いたいかというと


その若さと思いつきと勢いにまかせて
やってみちゃって、全然いいんだよ!ってこと!



やってみる!ってことに関して
「青いよー」「甘いね」なんて
絶対思わないからさあ。




以前このブログでも紹介した、
クリエイター箭内道彦さんの「サラリーマン合気道」という本。


(これはクリエイティブ職のひとは特に読んでほしい)


箭内さんは広告会社勤務のデザイナー時代、
やりたい仕事ができなくてくさっていた時期があったんだって。


活躍してゆく周囲に取り残されていくような、焦りの時期。
自分が評価されずに悶々とする時期。



制作の仕事って、まず営業局から
制作局のグループ長(部長)のところに降ってきて
その人が自分のグループの中からコイツとコイツ、と
メンバーを組むので、自分で仕事を選ぶわけじゃない。
まあ、会社組織であれば当たり前のことだけど。


しかもクライアントというものがあるから、
なかなか自分の思う通りのものが通るわけでもない。
まあ、これも当たり前。



でも箭内さんは、共鳴しあう先輩コピーライターと共に
「抜け駆け」を始めたというのです。


名付けて「営業パトロール」。


営業の部署をこっそり回って、
「なんでもやるから何かない?」と言い続けてたそうなの。


私もむかし同じ会社にいたから
「組織と系統がしっかりしたあの会社でそんなゲリラ作戦を!?」
と読んでびっくりした。



そうすると営業局にはちょっと保留中の案件とか、
誰に頼むか決めかねる案件とか、
すきまからこぼれたよなお仕事のはなしがあるみたいで。



で、ゲットしたのがタワレコのお仕事で、
生まれたのが「NO,MUSIC,NO,LIFE」。


その後さらにパトロール強化してゲットしたのが
フジテレビのお仕事で、生まれたのが
「きっかけは、フジテレビ」。


これ読んで、
「自分で部署や仕事を選べないサラリーマンじゃ
 好きなことやるっつっても限度がなあー」とかは
ないんだなあって目ウロコだったよ。


だからこそ、若さにまかせて走らねばソン。
下手な肩書や役職がついてない今がチャンス。だよ。


こないだも書いたけど、選択肢と方法は
自分で考え出せばいくらでもあるんだもんね。



あしたからあたらしい期、そして4月。


あたらしい、あれこれ、やりましょうやアップ



広野ゆうなのフーテンひぐらし-きんぞく

こんな野生動物をうまく泳がせてくれた会社に感謝!