小人閑居して | フーテンひぐらし

フーテンひぐらし

永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。



ボロボロだった以前のオイラが見たら
てめぇ恵まれた環境のくせに何ほざいてんだと
ビンタのひとつもくらわして来そうだが




どうして不安や憎悪ってのは消えねえのか




いまは平穏めでたしでも



いつか
いつか憎き者が


私がどっかり座ってる
しあわせの座布団を横からかすめとって
ソイツがうまいこと代わりにそこに座るんじゃねえか



その野望を持ちつつ今は知らんふりで
作り笑顔をしてるんじゃねえか

そうして1センチずつ距離を縮めてるんじゃねえか



そういう思いが消えねえ
頭でどんなに分かっていても消えねえ




いろんなことを
予兆だと心が勝手に決めつけ
そうすると見事なまでに
リアルに手足が震えてくる



そんとき たぶん目の前に何かあれば壊す
首のひとつも絞めかねない勢いが満ちる




制御できない自分の暗黒面が心底恐ろしい




ムキュゥ





暗黒卿シスに
抗えなかったアナキンを
まったく笑えない。





「あんたが憎い!!」
鬼の形相でオビ・ワンに吼え切った彼に
すがすがしさを感じちまったと同時に
自分の内面を見てしまったよな気がして、
びっくりでゾッとした。




嗚呼

マスター・ヨーダ

たすけてくだせえ