この式準備のさなか、
私たちがすっかり失念していたもの
頭にすら思い浮かべなかったもの
それは結婚指輪
もともと「婚約指輪なんていらなくね?」派ゆえ
そこのプロセスも通っていないため、概念から抜け落ちてました。
あっぶねーー
店行って
「これください」
「はいどうぞ」
てなもんじゃないですからねケコーン指輪
立爪ダイヤとか給料3か月分とかには興味がなく、
だけどどっか中途半端に世の流行りを見て
しかもそれが途中でストップしてるため、
「絶対カルティエのラブリング!」
と前から言い張ってたことは確かなんですが。
去年ふらりとカルティエに行って指輪つけてみて、
「ミニラブの方が絶対オシャレだし、上に重ねづけもできるよ」
というマーの策略(?)にはまってたので、
カルティエのミニラブという第一候補は決まっていました。
こうなると比較検討もあんましないのがあたしの男らしいところ。
「じゃあどこのカルティエで買う?
本当はパリ本店で買いたいよなあ」
「いつ行くんだよ…日本ならやっぱ銀座の本店かなあ」
「でも銀座って俺らっぽくないよね」
「確かに」
「新宿伊勢丹とかは?」
「アンタがかつて昔の女に贈り物をした記憶のある店には行かねーよ!
同じくあたしが昔の彼に贈り物をしてもらった記憶のある渋谷東急も却下」
↑このへんが女子中学生ぽいところだよな
というわけで、最近よく行く表参道に
「カルティエ南青山店」があるので、そこに行ってみた。
あの観光名所的プラダのビルの隣にちんまりとあるカルティエ。
うやうやしくドアマンがドアをあけ、地下へのきらびやかな階段を降りる。
これは素見じゃ入りにくいぞー!
そしてさっそくつけてみようと何気なく声をかけた店員さん
か
加藤鷹?
年の頃は30代。
めたくた真っ黒に日焼けし、
鷹的なお洒落パーマヘアのスマートな男性。
にこやかで爽やかな笑み(シワもチャームポイント)を
たたえるほどに漂う、夜の雰囲気(笑)
は
派手なオトコ
カルティエにこんなタイプの店員さんがいるなんて…。
「いい!なぜかカルティエでこの人にあたる、というのが
あたしたちらしいと思う」と私はマーに言う。
しかもこのHさんは大変に腰が低く話じょうずですごくいいひと。
私たちはすっかり彼が気に入ってしまった。
彼と色々トークしながら、結局私たちはミニラブ以外を試着せず(笑)
マーは普通の、私はひとつだけダイヤが入ってるやつを選んだ。
なんかリングの大きさが違う画像ですが、もちろん実際は私の方が小さいです。
花嫁がドレスよりも執着するはずのマリッジリングを、
こんなにさくっと決めていいのかな…。
マーのサイズの在庫だけがなかったため、
その後再訪して試着、
裏に刻むことばも最終決定して、
できあがるのは4月末。
ああ、危なかったよーー
式でエアーリング交換するとこでした。
これはふたりの指輪なので、男が持つというよりも
ふたりがそれぞれ相手に贈る、というかたちにしました。
「まさかお前がダイヤつきを選ぶとは思わなかった…」
ははは、それはマーの誤算。
女は最後で上乗せてくよ!
さてこれで必需品の忘れ物はないかなぁ…
※それにしても昨日の「魔女たちの22時」での
くわばたりえの3年越しの極秘恋人・刈込さんからの
サプライズプロポーズ、すごくよかったねええええ