子宮頸がんにまつわる体験記【その4】 | フーテンひぐらし

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永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。



■2008年2月21日
再検査の結果を聞きに行くまで、
こんなに日があいてしまった。



先生の予約外来が3ヶ月先(!!)まで埋まったため、
午後のフリー外来で行くしかなく。
つまりフツーに診察券出して待ってる状態ね。


しかしこれだと1日仕事なんですよ。
先生あの通りだから(笑)とにかく押す。
朝イチに診察券出して、午後に行く。
でも夕方まで待つかもしれない…そんな状態なので、
聞きに行くタイミングをずっと逃し続けてました。



フリー外来だけあって、
いやあ……待ちましたとも…。

「今日は最後の方は夜10時になるかもね」

って受付のひとが…。スゲー




そもそも、何で一度した検査をもう一度するの
ってことですが、前回も言ったように、
いきなり軽くなっていたり、重くなっていたりが
あるのですが、それとは別に、
違う部分を取ってみたら結果が違う、
ということがあるからです。



だから、ほんの少し細胞をこそげ取る「細胞診」
(婦人科検診でやるやつ)では
たまたま悪いところを逃れてしまう場合もあるので、
精度は低いんですよね。





新年一発目の先生。今日も元気。


「広野さん、○歳には見えないね!
 …って僕前回も言った気がするなコレ」



ええ言いましたけど




そしてなぜか
「あなたはその体型なら45歳になっても子供産めるから平気」
と太鼓判押される。
ありがとう…(笑)



「ただし太ったらダメだよ!」


分かりました。




というわけで再検査の結果。

英文でよく分からなかったけど、




「ここ見て。前回は“middle”と書いてあるでしょ。
 で、今回は“severe”」



先生の発音は「シビア」


数箇所取ったうちのいくつかが、シビア。
高度異形成だということです。




あたしはⅢaからⅢbになっちまったのでした。



がーん
成長してんじゃねえよ




「これはもう手術だね」


「そうですね手術っスね!」



あたしの中の16型は根性があって
上昇志向があるみたいなので(笑)
逆にふっきれた。
こりゃもう取っとけ、です。




先生はびっしり予約で埋まった台帳をめくり、
一番早くできる5月のGW明け(それまで埋まってるんだよ!)に
手術日決定。




「…あの先生…5月までに私のヤツ、がんに
 成長しちゃったり、しないんでしょうか…」


不安でたずねると、



「大丈夫!もしそんな一刻を争う状態だったら、
 僕は無理やり近いうちに手術するんだから」


そーれすか、よかった。



その前に、4月にまたダメ押しで

再度検査をしてくれるそうです。


もう先生を信じてからだを預けるざんす。



゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚





おいらの現状はここまでです。
また進捗あったらレポします。


同じ症状で不安になってる方に、ちょとでも
参考になったり、安心材料になったら、幸いです。



よく考えたら、「7割は何ともない」と
いわれた「Ⅲa」で、最悪の16型が判明し、
さらに「Ⅲb」(金八…?)に進行してて、
現状としてはかなりブルーなのかもですが、



おいら元気です合格
ひとえに先生のおかげです。



そして、ラッキーだと思っているのです。



1年に1度の健康診断をこの時に限って
半年に1度受けることになったこと。


そしてたまたまいつも拝見していた
ブロガーさんに良い先生を紹介して頂けたこと。


幸運です。


(もっとシビアな状況の方もいるのに語弊あったらゴメンナサイ)




なんかね、去年の自分の悪意や憎悪や悲嘆や
モヤモヤが凝り固まってできた16型かなと(笑)
だから取ってスッキリリニューアルしましょうと。





というわけでみなさんに。

女性の方(特に20代後半以降の方)は、
半年に1度婦人科検診受けましょう。


健康診断の項目に入ってなければ、
自主的に婦人科などに行って子宮の検査をしましょう。


そして、それが原因ではないにしろ、
単純にその数だけリスクが増えるわけですから、
いくらモテても、

同時期に不特定多数の男性との交渉はやめましょう(笑)





そして男性の方。
特定のパートナーがいる方は、
彼女の体に知らない間にリスクをまく行為にもなりますから、
同じく不特定多数の女性との交渉はやめましょう。



ちなみに私の先生は、


「今後あなたのパートナーが浮気したら僕分かるからね!
 違う型のウイルスが入ってくるわけだから」


と笑ってたよ(爆)




そして驚くことに、HPVが男性のモノの表面についても、
石けんでよく洗えば落ちるそうです。
男性は安全のため、前後によく洗うことをおすすめします。


(なので“彼がHPVを所持してないか”と検査に来るのは
 あまり意味がないと先生は言ってました)



そして、彼女や奥さんが私と同じ状態になったら、
優しくいたわってあげてください。
いくらだいじょーぶと本人が言っても、
手術後にリスクがないわけではありません。
どうか愛情で包んであげて、
俺がついてるから平気だよと言ってあげてくださいね。



そして男女ともに、免疫力が低下すると、

普段なら楽に排除できるHPVを排除できなくなります。

自分のために、パートナーのために、

無茶な生活をして疲労し続けることのないよう。


体力落ちると、ホントに免疫力さがっちゃいますから!!




最後に。
おいらこのサイトですごく色々学びました。
体験記も含め、子宮頸がんや異形成について
詳しく書かれている個人の方のサイトです。
どうぞご参考に!


■子宮頚癌(子宮頚がん)と異形成





あ、ほんとおいら元気なので、読んだみなさんあんま心配しないでね。