子宮頸がんにまつわる体験記【その1】 | フーテンひぐらし

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永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。


こんちゃ。



書こう書こうと思っていた
子宮頸がん異形成のおはなしですが、
ぼちぼち書いていきたいと思います。


これを読んだ女性の皆さんに、
かならず定期的に細胞診を受けてほしいのと、


このがんについては正直、男性も無関係ではないので

男性の皆さんにも、基礎知識を持っていてほしいなあと
思ったので、あまり楽しいお話ではないですが、書いておきますね。



これはあくまでもシロウトであるおいらが
ネットなどで調べたり聞きかじった話で構成したものなので、
とても正確性には欠けます。


その点はあらかじめお断りしておきますね。





■2007年9月14日
健康診断。


私たち「30over女子社員」は他よりも検査項目が
多いため、他の社員とは日程が大きくずれ、
前回の健康診断は同じ年の3月にやってました。
つまり半年前。近すぎますね。


特に婦人科系の検診は半年以上でないと
あまり意味ないのですが、予約の関係で
どうしてもこの日で…といわれました。


でも今思えば、この「半年後にまたすぐ検診」という
レアケースになったことはすごくラッキーでした。




■9月16日~
彼とのことで心労激しく、精神状不安定。
同時にこの日から不正出血が始まり、
えんえん2週間以上続く。




■9月20日
夏に子宮がん検診(細胞診)の
健康診断を受けたセンターから


「子宮頸がん疑陽性。

 電話では何なので直接話を聞きにきて」


と言われ、目の前真っ暗になる。



この日からネットで子宮頸がんを検索し、
親は「がんの名医・いい病院」のような本を読みまくっていました。
私は経験者であるchocopainさんにお便りを出し、
先生を教えて頂きました。



この日からの何日間かが、
何も分からない状況だけに
精神的にいちばん苦しかったです。


chocopainさんの励ましに何より救われました。




■9月25日
検診を受けたセンターへ話を聞きに行く。


婦人科には、私と同じように話を聞きにきた女性が
次々と待っていました。



女医さんが見せてくれた診断結果は
「クラスⅢa」というもの。


「でも精密検査の結果、7割くらいの人は何でもないから
 いまはあまり心配しなくて平気よ」
と言われてホッ。


病院が決まっていなければこちらから紹介すると
言われたけど、私は病院と先生を決めていたので、
その女医さんに先生宛の紹介状を書いてもらう。




■9月26日
病院へ予約電話を入れました。



゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚



さて、子宮頸がんというのはそもそも何かというと、
子宮の入り口(頸部)に起こるがんです。


原因は「HPV(ヒトパピローマウイルス)」 。 
これに感染して起こります。


性病同様、人からうつるウイルスですから、
実際にこうなってしまった女性が
「自分のパートナーが…??」とか
「いやあの人が…」とか
いわゆる「犯人探し」をしてしまったり、
まるで遊んでるオンナみたいに自分を恥じたり、
実際それで悩む方も多いようですが、


そういうことはしなくていいと思います。




なぜならこの「HPV」は、
性交経験のある人であればごく簡単に感染するものでして、
ほとんどの成人女性が一度くらいは感染するものだからです。



ただこの感染自体は何ら問題のあるものではなく、
普通は感染しても90%以上は自分の免疫力で
退治し、消滅してしまう
もの。



ところがストレスや体力低下で
免疫力が落ちてしまうとHPVをやっつけられず、
そのまま体内に残ってしまうのです。



すると体内に残ったウイルスは、
体内で暮らしながら(5年10年という長期の場合もあり)
正常な細胞の中に入り込んでしまうのです。
そして「正常でない細胞」に変身させてしまうのです。


これが「異形成」という状態ですね。


だからしょーじき、いつのタイミングで感染したのか、

それがいつ立派な異形成になり「こんちは」とあらわれたのか、

ようわからないもんなのです。


普通は退治できる弱敵を、おのれの

免疫力低下で大きく育ててしまったというとこっすね。




子宮頸がんは、進行がものすごくゆっくりで、
しかも早期発見でほぼ100%治せる唯一のがんといわれています。



だから今、パートナーがいなかろうが、
ひとりの人とマジメにおつきあいしていようが、
ヴァージンでない限りはみなさん可能性があるので、
検査は定期的に受けるべしなのです!




次回に続きますねー。