ナガザイル物語【第6話】 | フーテンひぐらし

フーテンひぐらし

永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。


本番1週間の土日は、衣装探し


他に人がいませんから、先生衣装係です。
メンバーの1人を助っ人に伴って渋谷へ。


あいにく台風が迫っている日で、
びしょびしょになりながら店を渡り歩く。


何度も衣装探しをしているので、
そろそろ「この店にコレがある」という
ポイントが分かってきています。


今回は原宿ゼンモール2階(前回、KINGこと輝矢と遭遇した場所)
には行きません。今回はHIP HOP系だからです。



イメージはダンサーズアンセムにおける、
ノースリーブのベロア調ジャージ


渋谷には特にグッとくるものがなく
(あっても値段が高く…涙)
最近かなりナイスなものが見つかる
山手通り沿いの「マルカワ中目黒店」へ。



あっさりありました。
ベロア調ジャージ。


上下で何と1,900えーーん!!


ブラボー、マルカワ!!


各色試着させて結果、
「黒がいちばんソレっぽく見える」ということで黒に決定。


大量注文にすばやく応えてくれたマルカワさんありがとう。
ほんと、いい店です☆



小物は全てホワイトで統一するため、
リストバンドなどはパルコクアトロの「ギャラリー2」で。
帽子は渋谷ゼンモールやスペイン坂のお店で。
これがそろうと、ホッとします。




さて練習の方は相変わらずこんなんです。




ぐったり2

ぐったし。


振り写しから振り固めに入ったため、

同じところを何度も繰り返し、

細かいところを直していきます。

これがしんどい。




やらせじゃないよ

鬼の振り固めの後、

先生が「はいちょっと休憩ーーー」といった直後の絵。


やらせではなくマジです。





おのれの余剰脂肪の重さを体感する者。
腰をいわす者。
首の爆弾が再発しそうな者。
点滴を打ってから練習に来る者。


みんなより遅れ気味でついていけてないので、
私の振り付けノートをコピーして
夜な夜な自宅で自主練習していたところ、
親に「あんた毎晩何やってんの」
不審な目で見られる者。




いやはや満身創痍。
そして必死。



「故障してる人はホンッ~ト~に無理に動かさないで!」

と言うのだが、それでも曲がかかると
全力で動くんだよねコイツら。


やーめーてー




もう体育会系部活




何のために、何の得があって、ここまでやるか。
そんなんはもう分からない。
ただ、本番の一瞬のために。





ちなみにあれほど嫌がっていたハラダを、
「まあとりあえず練習見なよ」
「まあ見てるだけならとりあえずサビ覚えなよ」
と引きずっていたら、完全にメンバーになっていた(笑)





最終週は、I原さんによるVTR撮影。

ダンスの前に流すのです。


ハラダと私の原案とコンテを
元テレビマンのI原さんが撮影する。


恵比寿ガーデンプレイス付近ロケでございます。
皆さんランチ時間を削っての参加。



相原さん

「このカメラをまたいで歩いて下さい」



I原さんのプロ仕様な撮影に
感嘆し緊張するパフォーマー。




ロケ1

背後は会場であるウエスティンホテル。



ロケ2

はははーへんな絵づらー





さあ、本番まであと1週間を切りました。