試練がようもまあ、ぽこぽこやってくるこの半年であることよ。
もうこれでさすがに終わりだろうと思っても、来るものは来る。
しかしもはや多少のカタナキズでは膝をついてダウンしなくなった。
そしてダウンしても即忘れて立ち上がれるほどに、
かなしみを感じる器官をネズミ並みの稚拙レベルに設定できるよになった。
涙もあっという間に乾くのだよ。
「で、何だったけ、何かあったっけ?」と。
慣れって怖いなー!
あたしは多分、すげえイイ女になるか、
すげえ臆病者になるかのどっちかだ。
このまま斬られて斬られて、流す血もすっかりなくなれば、
痛みもなくなるのかもしれないなどとのん気に思う。
だから、
愛なんていらねえよ、夏。
…やっぱちょっと嘘。